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「運転上手で優しい」と
評判のドライバー達
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定年男性たちが運転奉仕
昨年六月に発足した我孫子市東我孫子の「我孫子ビークルサービス」。定年世代の男性が、高齢者の外出のサポーターとなる移送サービスを始めた。
利用者は四十から九十代までの障害者や高齢者。送迎場所は自宅から病院、郵便局、銀行、老人福祉施設、墓地、教会と実に様々。「施設の友達に会いに行けるようになった」「病院に行くのが楽になった」と利用者から感謝され、理事長を務める森滋さん(六八)は、「こんなに楽しい仕事は他にない」と笑顔を見せる。
「長い間の思いが定年後に弾けた感じ」と森さんが話すには理由がある。十八歳の時、肺結核を患い、一旦回復したものの二十五歳の時に再発。病魔との闘いで青春時代を過ごした。その後完治してからは「病人の気持ちが分かる自分に出来ることをしよう」とセラピストを志すが、年齢の壁があり断念。サラリーマンとなったものの、いつも胸の中には「ボランティアをやりたい」という熱い思いが消えなかった。
六十歳で都内の外資系写真メーカーを定年退職。その後、同市で開かれている社会教育ゼミナールでボランティアについて学んだ。この時、家に閉じこもりがちになっている高齢者の現状を目の当たりにし、社会との接点を持ってもらうために、「退職後に居場所を求めている男性が高齢者の足代わりになり、運転ボランティアをするのはどうか」と考えた。
さっそく協力者を募ると、五十〜六十代の男性がぞくぞくと集まってきた。運転が好きな女性も協力したいと申し出てくれた。現在は三十二人のスタッフが活動。今年二月にはNPO法人格を取得し、三月には日本財団から福祉車両を寄贈された。
定年後、地域貢献に汗を流す森さんは「会社は縦社会だが、定年後は地域で横のつながりを持つことが大事。一歩踏み出す勇気があれば世界は広がるよ」と定年世代にアドバイスをくれた。
【我孫子ビークルサービス】会員制。年会費2000円。傷害保険代は年額1000円。利用時間は午前8時〜午後5時。利用範囲は我孫子市内とその周辺。料金は片道1000円(但し、目的地まで10キロメートル以内で、所要時間が1時間以内の場合)。問い合わせTEL090・7801・1555
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