「柏シルバー大学院にも顔を出しています」と家田さん

 旅行や映画鑑賞などひとりではなかなか計画ができない。そんなシニアに少しでも計画のお手伝いができればと、14年前に組織を立ち上げた柏市藤心在住の家田和利さん(77)。「青春の無かった世代に青春を贈る」をモットーに、今ではすっかり軌道に乗り毎月1回は日帰りバス旅行や工場見学などを実施している。
青春の無い世代に青春を贈る
 家田さんは1986(昭和61)年に大手商社を58歳で定年、その後、ほかの商社で働いたが、水が合わずに3年でやめた。しかしやめたものの、やることがなく、まして地元をまったく知らない、友人もいない。そんな時、市の高齢者教育講座「かたくり学級」を紹介されて入学した。そこで友人や知己を得て、交流が広がった。学級を卒業したもののせっかく知り合えた仲間と別れるのは惜しい。そこでメンバー16人で91年に「あけぼの会」を結成した。
 早速その年の1月から活動を開始。最近では年間の行動も固まりつつあり、年に4〜5回は日帰りバス旅行、1回以上は1泊旅行、これ以外に講演会、見本市見学など開催している。「バス旅行はなるべく費用をかけないように、市のバスを活用している」と負担を極力少なくしている。
 また「映画、出前します」を主宰している神奈川県の映画監督・河崎義祐さんを招き、映画鑑賞も実施している。市の施設・アミュゼ柏で映画鑑賞はすでに17回におよび、毎回40人以上の参加者を得ている。映画鑑賞の前には弁当の昼食会で会員の交流も図っている。
 新年会と忘年会は最近ではゲストを招き、いろいろな人の話を聞くようにしている。
 会員にとっては7、8月の夏休みを除き1カ月に1回は行事があるため、それを目標にしている会員も多く日々の潤いになっているとの声も聞かれる。
 「情けは人の為ならずではないが、自分の若返りにもなっており、家内からももっと頑張りなさいとハッパをかけられています」
 身障者の子供を抱えている会員も数人おり「子供たちも40歳代で老いてきた会員ですが、外に出て少しでも気晴らしができればとなるべく参加を促している」と家田さん、「楽しみがあればまた世話にも力がはいるはず」と語っている。
 会報も94年に第1号を発行、現在130号まで続いている。「投稿が基本だが時事問題やトピックスなどを掲載、わたしが感想を述べている」
 「かたくり学級」の16人のメンバーは今では2人だけになってしまったという。「もっとも2人とは私と家内だけですが」と家田さん。現在会員は40人、65〜86歳までが活動している。「みんな前向きの人ばかりです。わたしもうかうかしておれない」ときょうも東奔西走の毎日を送っている。
 夏休み明けは9月22日(木)バス日帰り旅行で活動再開。年会費は3000円。問い合わせTEL04・7169・1757