動物愛護推進キャンペーンの
チラシをスーパーなどで配布する
麻生さん(左)

91歳母親の介護続け
美化、動物愛護と積極的に

 親の介護をしながら地域の環境問題に積極的に取り組み、買い物袋の持参活動や道路の清掃、動物の愛護など活動の幅を広げている鹿嶋市の麻生順子さん(59)。その活動について語ってもらった。
 福岡に生まれ、20年前から鹿嶋市で生活する麻生さん。日本生活共同組合連合を通じて自然環境問題に関心を持ち、15年前から地域の人たちとごみを減らす運動を始めた。今でこそスーパーでの買い物袋を削減する運動は少しずつ広まっているが、麻生さんたちが環境問題を真剣に考え始めたころは、スーパーで買い物袋を持参したりすると「変な目で見られた」こともあったという。
 市の環境問題に携わっていた麻生さんは3年前に捨てられた子犬を見つけ、自宅で飼うことに。いざ飼い始めると散歩時のふんの後始末や泣き声による騒音、捨て猫や犬の保護など「環境問題につながることが多々ある」と強く実感。あらためて環境問題の重要性を見直した。
 「大きな団体などに入って積極的な活動を」とも考えたが、91歳になる母親の介護などもあり、動物好きな友人4、5人で「犬猫を捨てないで街を作る会」を結成。活動を続ける。
 主な活動は鹿行地方周辺で捨てられたり弱ったりしている動物を見つけたら一時、会員に預かってもらい、その間にもらってくれる里親を探すこと。今も「奔走する毎日」が続くという。
 現在はほかにも情報収集のため、大阪にある「NPOアーク(動物を愛し、救いの手を差し伸べる会)」や「動物実験廃止ネットワーク」、「えひめ犬猫の会」などにも参加。また県の動物愛護推進員も委嘱され、動物の適正な飼育の重要性や繁殖防止の必要性などを訴える事業にも取り組み、時間がある限り公共団体への協力も行っている。
 このように買い物袋の持参運動、道路清掃、動物愛護活動など積極的に運動を行ってきた麻生さん。「これからも住み良い地域環境づくりを目指して、できる範囲のことは活動していくつもりです」と麻生さんは熱い思いで語っている。