先月9日(水)に行われた那珂町の「高齢者ハイキング・登山教室」の第1回野外講座。50人の参加者は日立市の小木津山自然公園から神峰山まで約7・5キロの道のりを軽やかに歩いた。
今回のハイキングを主催し、当日に講師を務めた海老沢季雄(すいお)さん(62)は日立工機山岳部に所属。定年退職を迎えたのは今から2年前になる。現役時代から「幅広く山の仲間をつくろう」と登山サークル「ヤマビコ山の会」を創立。現在は県山岳連盟事務局幹事や(社)日山協公認山岳スポーツ指導員などを務めている。
ハイキング・登山教室は海老沢さんが那珂町の社会福祉協議会に提案し実現した。ことしで2年目の開催となる。
「健康で豊かなゆとりある生活を目指し、自分の体力に合った山を選び、自然を満喫しよう」と講座は全部で9回。登山の心得や服装、応急処置の仕方など前半は室内講座が6回。後半は歩き方や登り方のこつなど、実技で演習する野外講座が3回だ。この日は1回目の野外講座の日に当たる。
海老沢さんのほかにも県山岳連盟の金沢信二さん、是枝正国さん、川村克明さん、小森栄治さん、武田光夫さんらがボランティアで、ハイキングに協力している。
講座に参加した人は「今までに山に登っていましたが基本的なことはあまり知らなかった。今回講座に参加し、山登りの基本から学べて大変役立った」と話し大好評だ。
昨年は参加者同士が集まり、山登りサークル「那珂町ひまわり山の会」が結成されるなど、講座が終わってからも山登りを楽しむ人は多い。
海老沢さんは「目的を持って老後を明るく過ごしていきたい。このハイキング・登山教室をしていることがわたしの健康管理に役立っています」と生き生きと話している。