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現地の画家と国際親善
20年前から隔年にシルクロードを訪れ、現地の画家たちとの交流を通じて国際親善を深めている四日市市河原田町、画家、名古屋芸術大講師鈴木田俊二さん(69)は、この夏、11回目の訪中をし、新疆ウイグル自治区の首都ウルムチ市で、「第7回絲綢之路(シルクロード)連合画展」を開いた。
鈴木田さんの最初のシルクロード行は、県立四日市高校の美術教諭をしていた1984年。いつもスケッチに訪れていた大王崎の旅館「もへじ屋」にちなんで、教え子らと「もへじ会」というグループをつくり、シルクロードへ足を伸ばすことにした。その後は知人、友人らも誘い、十数人のグループで1年おきに出掛けた。現地の人たちとの交流が深まり、94年からは新疆文化連合協会の協力で交流展を開くようになった。
この夏は、ウルムチの新疆師範大学美術学院画廊で、もへじ会員の持参した油彩や水彩の作品30点余と、現地の協会員の水墨画約30点を展示した。11日間の会期中、連日、学生や作家が200人余も訪れるにぎわいだったという。
「あちらの画家は国から給料をもらう専門職です。協会長ともなると、自治政府高官に匹敵する待遇です。絵も国画といって水墨着彩画が主流で、油絵は小数民族の人たちが活発に描いています。今後も展覧会交流を通して、両国の友好と美術の振興に尽くすつもりです」
鈴木田さんは京都市立美術大学西洋画科を卒業後、愛知県での教職勤務を経て母校の四日市高校に勤めた。在職22年のうち20年間野球部長を務め、美術教諭や画家としてよりも県高校野球界の人として知られた。約40年間にわたって蓄えた立派なひげとともに。
幼時から絵が好きで、中学3年時の美術の先生に見込まれ、集中的な指導を受けた。高校では、他の学科はほとんど見向きもせず、絵では全校生徒1500人の頂点に立つことを目標に励んだ。
教べんをとるかたわら制作活動にも情熱を注ぎ、68年の現代日本美術展、77年の昭和の前衛絵画展などに出品、母校の河原田小学校の壁画なども制作、個展は30回も開いた。
近年の絵の主題は当然、シルクロードの風物。広大無辺の砂漠や生活臭あふれる庶民の容姿が、優しい筆遣いで描かれる。砂漠を表現するため、現地の砂を使う手法も取り入れた。今度の旅行でも色の変わった砂を数種類持ち帰った。
「この砂を活用し、さらに新たな境地を開きたい。シルクロードはまだまだ奥が深い。体力の続く限り訪問は続ける」と、制作意欲はいつまでも衰えない。
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