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「お互いに旅行好きだったことから縁があって結婚しました」と話す喜英さんと輝子さん
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さあ春。たまには各駅電車でぶらり旅でもしてみませんか─。本庄市東台の原嶌喜英さん(62)はこれまで趣味として続けてきた「青春18きっぷ」での1人旅を1冊の本にまとめ、2005(平成17)年5月に出版した。本のタイトルは「青春18きっぷの旅」。2年前に退職した現在は、ライフワークとしている障害者へのボランティア活動をする傍ら、妻の輝子さん(60)とともに青春18きっぷでの旅を楽しんでいる。
学生時代は心理学を専攻、群馬県の高校や養護学校で倫理の教師を36年間勤めた原嶌さん。原嶌さんが退職したのは定年まで1年残した59歳の時。在職時に取得した障害者スポーツ指導員の資格を生かし、2004年「彩の国まごころ国体」後に開催された「全国障害者スポーツ大会」でボランティアをしてみたいという計画があったから。
「仕事をしていると時間に縛られて自分のやりたいことができない。わたしが60歳で現役最後の年に埼玉で国体が開催されたので、ならばいっそのこと退職しようと決意しました」
原嶌さんの30年来の楽しみといえば「青春18きっぷ」での1人旅。青春18きっぷを使い始めた当初は鎌倉や東京など日帰り旅行が専らだったが、「せっかく全国で使えるのにもったいない」と寝台列車や夜行列車を使って日本各地へ足を延ばしている。訪れた場所は奈良、京都、岡山、福島、福岡、宮崎、鹿児島、大分…など本人も数えきれないほど。
「車窓に広がる日常と違った風景、その土地名物の駅弁、おいしい地酒、そして電車に乗って来る人と会話して耳にする新鮮な方言…。電車の中に流れる非日常的なゆっくりした時間が青春18きっぷの一番の醍醐味」と原嶌さん。
そんな原嶌さんは、2年前に出版社が原稿を募集している新聞広告を見て応募し、自分の旅跡をつづった本を出版することになった。「青春18きっぷの旅」(新風舎)と題した本には、青森県三内丸山遺跡から竜飛崎までJR五能線での1人旅、家族と一緒に電車で20時間かけて仙台の七夕や青森のねぷたを見学した旅、駅のベンチで野宿をしながら普通列車を乗り継いだ岡山への旅、西日本をぐるりと一周した旅…などがエッセー風に描かれている。
38年間病院で栄養士をしていた妻の輝子さんも3年前に退職し、現在は夫婦2人で定年後の時間を楽しんでいる。輝子さんも「青春18きっぷが使える時期が来ると今度はどこへ出掛けようかワクワクします」と話すほど大の“青春18きっぷファン”。
今まで2人で海外にもたびたび足を延ばしてきた。モスクワからサンクトペテルブルグまで特急電車での旅やシルクロード6日間寝台列車の旅など、海外でも電車を使った旅が中心だという。
年金生活で「お金も節約しないと」と2人は話すが、「体力があれば、ロシアのシベリア横断鉄道なども乗ってみたい。世界各国、列車での旅が夢」と笑顔で話す。
【青春188きっぷとは】
春、夏、冬と1年に3回発売される日本全国のJR普通列車に乗り放題の切符。1枚で11日有効、5回分合計11,500円で販売。今春の販売期間は既に終了。夏は7月11日〜8月31日までJR駅窓口で発売、7月20日〜9月10日まで利用可。
【Q1】切符の名前からして若い人しか利用できないの?
【A1】年齢制限はありません。どなたでも利用できます。
【Q2】1枚で5回使えるとありますが、どんな使い方がありますか?
【A2】例えば5日間で東北1周の旅をする、日帰りの小旅行を5回する…など、利用期間中なら使い方自由です。
【Q3】切符を利用できるのは購入した本人だけですか?
【A3】全員が同一行程で旅行する場合はグループでも利用できます。
【Q4】新幹線やグリーン車は乗れますか?
【A4】青春18きっぷはのんびり普通列車や快速列車を乗り継いで旅を楽しむものなので、特急や急行列車、グリーン車には乗れません。
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