「曲作りはものの数分」と語る青木章男さん。アコーディオンやウクレレ、ピアノなどで作曲する
 県内の福祉施設などで、オリジナルのテーマソングを作詞作曲し、提供している人がいる。横須賀市ハイランドに住む青木章男さん(64)は、長年、青少年の指導やレクリエーションに携わってきた元県職員。在職時に習得したアコーディオンやウクレレを駆使し、作った曲は450曲を超える。
 「自分の作った歌を多くの人に歌ってもらえるのは本当にうれしい」と青木さんは曲作りのだいご味について笑顔で話す。「オリジナルのテーマソングをみんなで歌うと、感動して涙を流してくれる人もいます」
 青木さんは現在、同市にある障害者地域作業所「パレット」の運営委員長を務める傍ら、近隣の福祉介護施設などで自作曲の歌唱指導やコンサートなどを行っている。これまでに秦野赤十字病院「愛のこころ(精神)」や粟田デイサービスセンター「粟田の丘に」などをはじめ、多くのテーマソングを提供しており、同施設などでも愛唱歌として広く歌われているという。
 「イメージが膨らめば、曲作りにかかる時間はものの数分」と話す青木さんは、少年時代からボーイスカウトのリーダーを務め、学生時代には人形劇や紙芝居などの巡業劇団員として活動し、表彰も受けてきた。「人前で演奏や演技をすることになんの抵抗もなかった」と笑う。
 県職員になる前は、作曲家の事務所で監督業などにも携わっており、英語やドイツ語も堪能だ。多芸である上、「さまざまな経験が現在に役立っている」という。
 曲作りをしてきてうれしいのは、広く歌い継がれていくこと。昭和58年、県の職員として逗子の子供たちのために作った「ともよ」という歌は、関係者の手を巡り、ついにはNHK放送学園のテーマソングにも使われるようになった。また、20年前に栃木の小学生が風船に花の種を付けて飛ばしたものを、県内の施設に暮らす女性が拾った出来事を歌にした「花の人生」は、今でも風船を飛ばした栃木の小学校で歌われ続けている。
 青木さんが、これまでに歌を提供した人々やウクレレなどの演奏指導をしてきた人々が集い、青木さんの曲を演奏するコンサート「愛のメッセージ・コンサート」も延べ10回を超えた。
「愛のメッセージ・コンサート」で歌う青木さんと教え子ら

子どもたちへの指導
 「自分の歌がこんなに多く人に歌ってもらえるのは本当にうれしい」と語る青木さん。今後は曲作りだけでなく、在職のころのように青少年を対象にしたキャンプの指導や子供会の研修、司会業の方面 にも携わっていきたいと考え、広く依頼を受け付けている。
 出演、指導の依頼は青木さんへ。出演料や経費に関しては直接相談を。
問い合わせ青木さん方 TEL 046・849・8319