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最近、街中で目立つのがワンコイン(500円)で利用できるサービス。お手軽価格で意外にいろいろなことが可能な“価値あるワンコイン”の話—。 |
早朝・深夜寄席
ワンコインというと健康診断や車のリースなど、最近始まったものが多いが、昔から行われているものも。その1つが毎週日曜日午前10時から上野・鈴本演芸場(TEL03・3834・5906、地下鉄上野広小路駅徒歩1分)で行われる早朝寄席。若手の落語家・二つ目の勉強会として、昭和50年代には行われており、30年以上の歴史がある。「安くご覧になっていただけたら、ということなのですが、今の二つ目が引き継いだ時にはすでに木戸銭は500円でした」(落語協会)。5年前までは毎回40〜50人程度の客の入りだったが、今では150人を超える盛況ぶり。若い人から年配まで幅広い人たちから支持されている。ちなみに、新宿末広亭(TEL03・3351・2974)でも「深夜寄席」がワンコインで楽しめる。
問い合わせは落語協会TEL03・3833・8563
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ジムには筋力トレーニング用の器具もそろっている(品川健康センター) |
フィットネス
健康増進を図るなら、「品川健康センター」(TEL03・5782・8507、京急線新馬場駅徒歩2分)の施設が充実している。駅前に建つビルの4階〜6階の3フロア。そこにエアロビクスやヨガなどを行う3つのスタジオ、ゴルフ(要予約)、スカッシュ(同)、それにジム(マシントレーニング)が整備され、それらが1日中ワンコインで使用できる。体組成測定で体脂肪や基礎代謝量の数値も測れる。
都内などで中・高級のフィットネスクラブを直営する住友不動産エスフォルタがノウハウを生かしながら運営。品川区営の施設だが、誰でも利用でき、「ワンコインの利用者は区外のリピーターも多い」(中西勉・同センター支配人)という。
メール法律相談
法律問題の相談もワンコインで—。横浜市中区の前田康行弁護士(弁護士法人MAEDA YASUYUKI法律事務所)が昨年6月から始めた。
利用方法は簡単。パソコンで弁護士事務所のホームページ(http://www.maedalo.jp/)を開き、その中の「ワンコイン法律相談」のボタンをクリック。すると法律相談フォームが開き、そこに1回1件、1000字以内で相談事を記入。そして送信すれば、その後、メールで返事が届く仕組み。支払いはビットキャッシュという電子マネーで行う。
利便性からか、「1日1〜2件は相談が来る」と前田弁護士。一般的に入りづらいイメージの法律事務所の敷居を下げるために始めたという。 |
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