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「いけす料理 海陽亭」で、
巨大松葉ガニも堪能できる。
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「かろいち」では破格値の
カニがずらりと並ぶ。
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昨年11月6日の漁解禁以来、鳥取の漁港はカニで沸く。なかでも県内有数の松葉ガニの水揚げ量
を誇る賀露港の道沿いは、カニの看板やのぼりが並び、町中がカニ一色。賀露港を中心に、直売所やレストラン、資料館、旅館など一帯を総じて「マリンピア賀露」といい、日本海の幸が存分に楽しめる“カニのテーマパーク”だ。
底曳網漁船が続々と帰港すると、8時からセリ市が始まる。カニは仰向けに並べられ、威勢のいい仲買人の声で熱気を帯びる。「今年は例年になく豊漁です」と、賀露中央海鮮市場協同組合の網浜幸夫理事長(61)は嬉しそう。天候の良さと、韓国との漁場に関する紳士協定のおかげで、漁がスムーズにできるようになったようだ。漁獲量
は2割増、価格は1〜2割安く、甲羅11センチの手のひらサイズで一匹およそ10,000円。「海水の温度が5〜6度になる1、2月頃が、身が引き締まり、脂がのっておいしい」と網浜さんはいう。
セリ市そばの「網浜水産」で、特別に茹でカニを食べさせてもらうことに。生きたカニを真水に10分間つけ、直径1メートル以上ある大釜で30分間茹でる。もうもうと立ちあがる湯気の中から現れたのは、真っ赤に照る松葉ガニ。網浜さんの妻・貴子さん(60)がずっしりと重くて殻が固い1ぱいを選んでくれた。カニ味噌は濃厚で甘みがある。足をもぎ、豪快にかぶりつく。ふっくらとした身は天然の塩味で風味が良い。
歩いて5分の海鮮市場「かろいち」は賀露港であがった魚介が集まる。断然安いわけは「鳥取市民の台所として地元の人々に安くて良い品を提供したい」という思いからで、ツアー客の受け入れを一切していないという。一昨年の開店以来50万人以上が訪れた。
「かろいち」の隣には、約20種類のカニを展示する、県立とっとり賀露「かにっこ館」。また「かろいち」内の「いけす料理 海陽亭」では、刺身、焼き、鍋、てんぷら、雑炊などが堪能できる。
松葉ガニの最盛期は2月頃まで。飛行機で遠路鳥取に足を伸ばしても十分に“お得”なカニ三昧の旅だ。
【旅の案内】東京(羽田空港)から鳥取(鳥取空港)まで約1時間20分。「マリンピア賀露」までは空港からタクシーで約5分。(社)鳥取県観光連盟
TEL0857・39・2111
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