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第56回新聞大会(日本新聞協会主催、熊本日日新聞共催)が十五日、熊本市で開かれ、全国の新聞・通 信・放送各社の幹部ら約500人が参加して「報道機関の中核としてさらなる可能性を追及する」との決議を採択した。箱島信一日本新聞協会会長(朝日新聞社長)はあいさつで「社会情勢の急激な変化と多様化するメディアのなかで新聞の役割はますます重要になる」と強調した。
午前の部は熊本県立劇場コンサートホールで箱島会長あいさつ、大会決議採択、新聞協会賞授賞式、伊豆英一熊本日日新聞社長あいさつ、蟻田功・国際保健医療交流センター理事長の記念講演「感染症と人類―その将来予測」が行われた。
新聞協会賞授賞式では、 毎日新聞東京本社の「自衛官募集のための住民基本台帳 情報収集に関するスクープ」=(代表)編集局社会部・大治朋子氏、日本経済新聞社の「生保予定利率下げ問題」の一連の報道=中国総局(前編集局経済部)
吉田忠則氏、編集局経済部 藤井一明氏、熊本日日新聞社の「検証・ハンセン病史」=(代表)「検証・ハンセン病史」取材班 編集局報道部次長兼論説委員丸野真司氏の3件4人を表彰し、それぞれ受賞のあいさつを述べた。
熊本市での大会は一九七一年(昭和四十六年)以来二度目。地元を代表して伊豆社長は「地方の自立が求められるなか、地方紙として議論倒れに終わるのではなく、ユニークな郷土づくりができるよう、情報提供のリード役を務めていきたい」と語った。ホテル日航熊本での昼食会には潮谷義子知事も来賓として出席。「新聞には検証、提言する役割があり、貴重な情報源。今後も道しるべとなってほしい」と期待を述べた。
午後の部は会場を熊本ホテルキャッスルに移して、和才博美・NTT副社長の基調講演「デジタル時代の生活と情報文化」と、小林泰宏朝日新聞社常務の司会で朝比奈豊毎日新聞東京本社、国分俊英共同通
信社、塩越隆雄東奥日報社、田川憲生熊本日日新聞社の各編集局長によるパネルディスカッション「今日の新聞、明日の読者」を行なった。
ここでは、新聞にどんな問題点があるか、それをどう克服するか、読者をいかに引きつけるかという観点から、記者の取材力低下や多メディア化への対応、報道への規制や批判の高まりなどが指摘され、記者教育の在り方や読者に向き合った紙面
づくりなど、各社の取り組みも紹介された。 大会と並行して「子どもとともに―新聞・出版の歴史展」熊本市現代美術館(びぷれす熊日会館3階)、「新聞のある風景写
真コンテスト入賞作品展」熊本公徳会ギャラリー((びぷれす熊日会館6階)、「新聞縦覧所」(びぷれす広場)、「新聞セミナー」(熊本日日新聞本社本館2階ホール)、「特別
展示・ハンセン病と文学展」(ホテル日航熊本5階ロビー)など、多彩 な行事が繰り広げられた。 |
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