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全国2万2千の新聞販売店を結ぶ日本新聞販売協会は7月30日、東京・一ツ橋の如水会館で第53回通常総会を開き、「金券類の全面禁止を求める特別決議」を採択した。第24代会長に就任した中畦光行会長(関東・毎日)は「本年末を以ってビール券のあらかたが廃止される情勢に伴い、新聞界が一挙に販売正常化のチャンスをつかむか、あるいは逆に無制限な金券競争に陥って実質的に定価のない状態となり再販制度そのものを危うくするかの分かれ道に立った」として、特別決議「公正販売をすすめ、再販制度を守るためのよびかけ」を力強く読み上げた。
【公正販売をすすめ、再販制度を守るためのよびかけ】
私たちは本総会の決議をもって、ここにすべての新聞発行本社の社長はじめ役員、販売局長とその局員の方々、新聞公正取引協議会会長と中央協、地区協、支部協、地域実行委員会の各委員長、委員の皆さま、新聞販売店の都道府県組合、店主会、各系統会の皆さまへ、公正販売をすすめ再販制度を守るため、心こめてよびかけます。
ビールがオープン価格制となるにともない、本年末をもってあらかたのビール券が廃止されることとなりました。
「B券(ビール券)S紙(無代紙)E(いい)かげんなルール無視」の横行は新聞販売における狂牛病=BSEとも言えるものですが、その病根の一つが絶たれるとしたら、まことに喜ばしい流れ、天与の好機と思います。
しかし一方に「ビール券がなくなっても代りがある」とばかり、さまざま商品券、金券の使用が取り沙汰され、すでにその使用例は範囲を広げつつあります。悲しむべき事態であり、新聞は自らの明日を予知する力さえも失ったかのようです。
申すまでもなくビール券はビールという特定商品の引換券ですが、商品券・金券は金銭同様に流通し、その使用は景品提供の枠をとびこえ、実態として新聞購読料の値引き、定価破壊の性格をもちます。たちまち歯止めを失って、みずから新聞の再販制度を破壊する結果をみるのは明らかです。再販の「当面存置」をかちとった前後の、あの深刻な緊張感と大きな喜びは、まだ3年しかたっていないのにもう色褪せてしまったのでしょうか。
なにとぞご賢考たまわり、「ビール券をふくむすべての金券類使用を、ただちにかつ全面的に禁止する」むね表明してください。かつこれに違反する行為には、一件につき少なくとも新聞購読料の30倍額の違約金、あるいは一定期間の稼動禁止等を課する措置を講じてください。
新聞にかかわるすべての方が、このよびかけに応え行動してくださるなら、新聞の戸別配達網に明日はあります。たとえメディアの多様化や活字離れなど道筋に困難が山積しようとも、明日への道は閉ざされないと信じます。
全国新聞販売店と、そのスタッフたちの切なる期待の眼差しを背にしながら、よびかけ、お願い申し上げます。
平成16年7月30日 社団法人日本新聞販売協会 |
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