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| 足湯は安全? |
| 【問】温泉地へ行くと無料の足湯がありますが、お湯の中に水虫や皮膚病になる菌はいないのでしょうか。(水戸市 女性56歳) |
【答】足湯(足浴)には全身浴と同様の保湿、血行促進作用があり、しかも全身浴のように心臓に負担をかけないというメリットがあります。また、傷を治りやすくすることなども期待されています。
さて、風呂と細菌感染の関係については、40度前後で増殖しやすい細菌に湯が汚染されているときに問題となります。レジオネラという細菌による肺炎が、温泉や家庭での24時間風呂と関連して発症したという報告があります。皮膚病では、同様に40度前後で発育する非結核性抗酸菌が小さな傷口から侵入して皮膚に結節(おでき)や潰瘍(ただれ)を生じる可能性があります。しかしこれらはお湯が汚染されている場合に限っておきるものです。
質問の水虫の原因菌は白癬菌という真菌(カビ)の一種で、人や動物の皮膚の最も表層に生息しています。足白癬(水虫)の病巣から、浴場の床、足拭きマット、スリッパなどに高率に白癬菌が散布されて、水虫のない人の足裏に菌が付着することがわかっていますが、すべての人が水虫になってしまうとは限りません。マットやスリッパを水虫のある人と共有せずに、足をよく洗って乾燥させて清潔にしておけば、通
常は発症する心配はないと考えてよいでしょう。
(東京慈恵会医科大学第三病院皮膚科診療部長 講師 江畑俊哉) |
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