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| 手足にしびれ病気かと心配 |
【問】3年前から時々、手足にしびれ感があり、整形外科、神経内科、内科を受診しています。しかし各科で診断名が異なり、何か隠れた病気があるのではと不安です。
(目黒区 女性66歳) |
【答】手足の感覚は皮膚にあるセンサーで感知し、末しょう神経に伝わり、脊椎(せきつい)のすき間を通って脊髄(せきずい)へ達します。この刺激は脊髄を上行し、脳にある視床という中継点を経由して大脳へ伝わり感覚として認識されます。この伝導路に障害があればしびれや感覚鈍麻などさまざまな症状が出現します。範囲は障害部位によって異なります。一般に脳の病変では反対側の半身に、脊髄の病変ではその病変以下の身体に症状が表れます。
末しょう神経では障害された神経の支配領域に一致して出現します。原因疾患もさまざまで脳や脊髄障害の原因には梗塞(こうそく)や出血といった血管障害、多発性硬化症などがあります。変形性脊椎症や椎間板ヘルニアは脊髄や脊髄神経根障害の原因になります。血管炎や感染症は多発性単ニューロパチー、圧迫や外傷は単ニューロパチーという末しょう神経障害の原因にもなります。
そのほかにも数々の疾患で感覚伝導路に障害をきたします。障害がなくても精神的ストレスでもしびれることがあります。
しびれは左右の手足か、片側か、またどの範囲なのかによって想定される障害部位が異なり、原因疾患も異なります。MRIやCT、誘発筋電図、末しょう神経伝導検査、神経生検などの検査で診断、治療をしますが、これらは神経内科が専門としています。
(東京慈恵会医科大学 神経内科診療医長 長谷川節) |
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