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| 生活習慣病とは? |
【問】定年退職後、第2の職場で働いています。給料、年金も少ないので、元気なうちは働きたいと思っています。家族は生活習慣病にかからないようにと言いますが、生活習慣病とはどんな病気を指すのですか。予防法などについても教えてください。
(狛江市 男性67歳) |
【答】生活習慣病とは、不適切な生活習慣により進み、生活習慣の改善によって予防できる病気で、高脂血症、糖尿病、高血圧、高尿酸血症、通風などに代表されます。従来の成人病は「年齢とともに病気の発生は避けられないから、病気になったらできるだけ早く治療しよう」という考え方。対して生活習慣病では「生活習慣の改善で病気の発生を抑えることができるので、できるだけ早く予防対策をとろう」との考え方に基づいています。
生活習慣病は、生まれつきの体質に過食、塩分過多、肥満、運動不足、飲酒、喫煙、ストレスなどの不適切な生活習慣が重なって発症します。自覚症状がない上に、特に軽いものが重なると見過ごされがちで、知らずに放置しておくと動脈硬化症などのさまざまな重篤な合併症が生じます。
実際、わが国の死亡原因の上位を心臓病、脳血管疾患など生活習慣病を原因として発症する疾患が占めています。また最近では、「メタボリックドミノ」という概念が提唱されています。これは、過食や運動不足など生活習慣の揺らぎが最上流にあり、これが引き金となって肥満、インスリン抵抗性(インスリンの効きが悪い状態)が生じ、ドミノの駒を倒すように高血圧、高脂血症、耐糖能異常などの生活習慣病が次々と発症し、最終的に動脈硬化症へ進展するというものです。
生活習慣病は、まず生活習慣の見直しです。長い間の生活習慣を変えることは大変なことですが、早めに良い生活習慣を身につけましょう。
(東京慈恵会医科大学
糖尿病・代謝・内分泌内科 藏田英明) |
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