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庚申(こうしん)信仰は、旧暦で60日に一度巡ってくる庚申(かのえさる)の日に、信者たちが集まり、夜を過ごすというもの。この夜眠ってしまうと、人の体にすむ三尸(さんし)という虫が天に昇り、天帝にその人の日ごろの悪い行いを報告。罪状によっては寿命が縮むといわれた。
このため、人々はその日は虫が抜け出さないように、徹夜で過ごしたのだ。普通
、この集会を3年18回続けた記念や60年ごとに巡ってくる庚申の年などに建立された。塔には青面
金剛やニワトリなどが刻まれ、「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿も彫られている。
この猿は、庚申の申(さる)、三尸に告げられないように「見ない、聞かない、言わない」、身近な山王信仰との習合でその使いである猿を取り入れた−などの諸説がある。
旧中山道沿いのこの塔は、元禄10(1697)年の建立。地元では「耳の神さん」「目の神さん」と呼ばれ、親しまれてきた。地元の井上、清水、黒須など14人とおまつ、お加めなど22人の女性の名が刻まれ、平方村(上尾市)の石屋・治兵衛の作とある。
庚申講は現在でも年に一度、開かれている。野ざらしにさせないような覆い屋や鳥居など、今でも厚い信仰が続いていることを物語っている。
ニューシャトル加茂宮駅徒歩5分。国道17号から旧中山道を大宮方面
へ歩いた道路際。 |
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