| 選者 山下和夫 |
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・机に置きてときどき回す万華鏡はるかなる日の生徒も見ゆる |
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| ・四斗樽にぎっしり並ぶ沢庵の最上段の一本を抜く |
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| ・朝風呂にビールは至福と便りありゆっくり休め定年の友 |
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| ・父親と同じ測量
士を目指す子は三宅帰島後役立つゆえんと |
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| ・まあだまだギラギラ生きると言いし君に介護保険の手帖が届く |
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| 〈評〉一首目、万華鏡を回し非日常の世界に遊ぶ作者。そこには遠い日の生徒らの姿も声も生きいきと甦る。机に置く万華鏡は作者の現在と過去をつなぐ。二首目、漬け込んではじめて開けた四斗樽。整然と並ぶ沢庵の中の一本を抜く。完成され秩序ある世界を一気に乱すような豪快な気がみなぎる。三首目、多忙な在職を退き、泰然と過ごす友の在職中を労う作者の友情。 |
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| 投稿は、はがきに「定年歌壇」と記入のうえ、短歌二首、住所・氏名・年齢・職業・TELを明記し、〒370-0834 高崎市南町8-7 山下和夫氏宛へお送りください。(編集部) |