| 選者 山下和夫 |
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・足でうつ友のメールに呼ばれくればエンゼルトランペット三六咲いている
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| ・若き日の映画音楽一人聞き夜の時空を超えてさすらう |
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| ・すこしずつ番近くなる自己紹介他人の声はなにも聞こえぬ |
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| ・遠き日に敵性語なりとはばかりし基礎英語学ぶ八十歳となり |
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| ・ろうろうの介護の妻を迎え行く疲れ癒しの宿を約して |
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| 〈評〉一首目、体の不自由な友が足で打ったメールに呼ばれ、来てみれば、病とは対極の明るく幸福な象徴であるエンゼルトランペットがたくさん咲いていた。作者は病む友の心の健康さをそこに見て感動したのである。二首目、若き日への心の回帰。熟年の感傷が漂う。三首目、初対面の人たちの中で出番の近づく心情が結句にうまく表現されている。四首目、不条理な人間の生きを自身の上に見つつ学んでいる。五首目、ぽっとともる明るさが良い。 |
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| 投稿は、はがきに「定年歌壇」と記入のうえ、短歌二首、住所・氏名・年齢・職業・TELを明記し、〒370-0834 高崎市南町8-7 山下和夫氏宛へお送りください。(編集部) |