| 選者 山下和夫 |
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・ポストまでの坂道を自転車でのぼること目標として買い物に出る
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| ・隊員の責務あふるる言の葉に志願出征の兄を偲びぬ |
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| ・深深と寒さ這い上がる回廊を寂寂として御仏へ進む |
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| ・自己流の夕餉の膳も整いて妻の帰りを駒打ちて待つ |
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| ・職退きし夫の作れる朝食に大根おろしの添えられてある |
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| 〈評〉一首目、勤めの制約から解放された自由な生活に、自らおきてを負わせる。健康な作者の心と姿が見えてくる。二首目、先の戦争に肉親を出征させた世代には、自衛隊派遣の折の隊員の姿、言葉が切実に重なり当時に引き戻される。三首目、「深深」「寂寂」の繰り返しにより荘重な雰囲気を出している。四、五首目、食にかかわってほのぼのとした夫婦愛が歌われている。 |
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| 投稿は、はがきに「定年歌壇」と記入のうえ、短歌二首、住所・氏名・年齢・職業・TELを明記し、〒370-0834 高崎市南町8-7 山下和夫氏宛へお送りください。(編集部) |