| 選者 山下和夫 |
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・ヘタ青きトマト三個の八十円を老紳士籠に選びゆきたり
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| ・ここからが禁煙という席にいて背から紫煙が来るレストラン |
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| ・孫ら来て高草生うる荒畑に秘密基地という場所設けたり |
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| ・うららかな春日をあびて花茣蓙に遠き日の娘とままごとをする |
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| ・北鮮のニュース見るたび帰国せる伯楽(ばくろう)親子のその後を思う |
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| 〈評〉一首目、スーパーなどでの点景か、鮮明に描いている。身なりのよい老紳士であれば一層に哀感が漂い、その人生まで思わせるふくらみを持つ歌。二首目、適当な生きざまに生きている人間への批判に広がる歌。三首目、幼子らの遊びの世界を見つつ作者もその日に帰ってゆく。四首目も美しい回想。五首目、「伯楽」は「馬喰」。馬を売買する人。 |
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| 投稿は、はがきに「定年歌壇」と記入のうえ、短歌二首、住所・氏名・年齢・職業・TELを明記し、〒370-0834 高崎市南町8-7 山下和夫氏宛へお送りください。(編集部) |