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  東京版 平成29年9月下旬号  
作り込んだ笑い“東京喜劇”をお届け  喜劇俳優・三宅裕司さん

三宅さんはSETのほか、「伊東四朗一座」から派生した「熱海五郎一座」の座長も務める。「『熱海五郎一座』でも社会的なテーマを取り上げることはありますが、あくまでメインは笑いです。対してSETでは笑いを“道具”として皆さんにメッセージを発信していきたい」
主宰の劇団SET、「カジノ」テーマに公演
 ダンスや歌、アクション、そして笑いを織り交ぜながら、時代を先取りした社会性のあるテーマを追求する劇団「スーパー・エキセントリック・シアター(SET)」。10月の舞台ではなんと“カジノ法案”を取り上げる。劇団を主宰するのは、連日テレビなどで活躍する喜劇俳優・三宅裕司さん(66)。その三宅さんが常にこだわっているのが“東京喜劇”だ。万人に受け入れられるお笑いと、娯楽性の高い舞台を残していきたいと語る。「“作り物”の笑い、コント的な笑いが、テレビでは少なくなっていますが、それを無くさないように、舞台でやり続けるのが僕の使命ではないかなと。60歳を過ぎてそう思い始めましたね」

10月のSET公演で三宅さんが演じるのは京都市長。国会でカジノ法案が可決されたのを受け、故郷である京都の片田舎“梶野(かじの)町”を盛り上げるため、カジノ候補地への立候補を決断。猛烈な誘致合戦の先頭に立って働き掛ける役だ。

 地域活性化の一方でさまざまな社会的な批判もあるだろうカジノ誘致を公演のテーマに選んだことについて三宅さんは、「カジノ誘致合戦の中から最終的に日本という国の国民性や今の日本の政治、そして日本という国が置かれている世界的立場など、そういう部分が見えてくればいいなとは思っています」と狙いを話す。

 三宅さんは1951年、東京・神保町の出身。8ミリフィルムの撮影に凝っていた父、日本舞踊を教えていた母のほか、SKD(松竹歌劇団)出身のおば、芸者の置き屋をやっていたおじなど、エンターテインメントをいつも肌で感じる環境で育つ。三宅さん自身も中学でバンドを始め、高校では落語研究会に所属するなど、人を楽しませることに喜びを見いだすエンターテインメントにひきつけられていく。

 ところが大学進学時、選択したのは経営学部だった。「付き合い始めた現在の女房を養うためサラリーマンにならねばと、就職率の良い学部を選びました。それが大学に入った途端、別れることに。詐欺みたいな話です(笑)」。ちなみにその後、何度も引っ付いたり離れたりし、35歳のときに結婚したという。だが、当時の三宅さんは失恋の傷心を紛らわすため、大学でもバンドや落語へ打ち込むことに。「あのとき別れたから今の僕があるんですよね」

自ら「SET」結成
 そして皆が就職を考え始める3年生の時、三宅さんは積み重ねた経験を基に「喜劇役者」を目指すことを決意する。「それから両親を説得し、卒業後ものになるまで5年間だけ飯を食わしてほしいとお願いしました。結局9年間、飯を食わしてもらいましたけどね(笑)」

 その後、劇団やコントグループなどを渡り歩き、自分の目指す笑いを表現する場を探し続けたが、ついには「自分で作るしかない!」と小倉久寛らと共に1979年、劇団(SET)を旗揚げ。ダンスや歌、アクションに笑いを織り交ぜた「ミュージカル・アクション・コメディー」と銘打った数々の公演が好評を呼ぶ。

 また、そのころからテレビなどにも出演し、独特の存在感でお茶の間の人気者に。「マスコミの仕事は本当に楽しいしやりがいがありますが、もともとは劇団を売るために始めたもの。やはり自分の原点はSETです」

 三宅さんが舞台にこだわるのは、笑いの形が近年変貌を遂げたことと関係しているという。「コント番組などの『“作り物”の笑い』が非常に少なくなりました。それはおそらく、テレビの笑いが、芸人さんたちの生きざまを見せる『ドキュメンタリーの笑い』に変わっていったから」と分析。だが舞台ではまだまだ“作り物”の笑いを喜んでくれる観客がいるとし、“東京喜劇”を揚げ、万人が笑顔になれる笑いに情熱を燃やす。「“東京喜劇”とは誰がどこで定義したわけではありませんが、昔の浅草の『軽演劇』や、『クレージーキャッツ』『ザ・ドリフターズ』などをリスペクトしながら、あくまでも“今の笑い”を客さんに届けていきたいです」

大病経て決意新た
 “笑いの求道(ぐどう)者”として走ってきた三宅さんだが6年前、腰の大病で倒れる。脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)と椎間板ヘルニアを一緒に発症したのだ。「テレビ、ラジオの仕事、そして劇団、さらにビッグバンドのライブも始め、全てで最高のパフォーマンスを目指した結果、心身ともに悲鳴を上げ60歳で入院、緊急手術となりました」。当初は腰から下が全く動かず、以後の人生は車椅子での生活も懸念されたという。奇跡的に足が少し動き始めたことで、1年間のリハビリの末、健康体を取り戻す。「入院中、なぜ自分が生かされているのか考えました。そして、これまで応援してくれた観客への恩返しのため、あらためて“東京喜劇”を残していかねばと痛感しました」

 退院後はより、“東京喜劇”存続へ劇団活動に注力する三宅さん。自分と同年配のシニアにもエールを送る。「常に好奇心を持って新しいことに挑戦することが大事。生きる目標をいくつになっても見つけ、やり続けていくことが若さの秘訣(けつ)ではないでしょうか」

「カジノ・シティをぶっとばせ!!」 〜丁半コマ揃いました〜
 10月13日(金)〜29日(日)、サンシャイン劇場(サンシャインシティ文化会館4階、地下鉄東池袋駅徒歩5分)で。全18公演。

 脚本:吉高寿男、演出:三宅裕司、発案:牛澤昇、出演:三宅裕司、小倉久寛ほか。

 土日S席7000円〜初日A席5000円。チケットスペース Tel.03・3234・9999

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