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日本古来の美、能面-。その魅力に引かれ、定年退職してから修行に励み、能面
師になった人がいる。笠間市池野辺に工房を持つ柴沼玄林さん(六七)は、能面
の制作に第二の人生をささげた能面師。最近は、獅子舞などで使う獅子頭の制作にも興味を持ち、日夜面
打ちに励んでいる。
柴沼さんは日立製作所那珂工場で半導体の製作に従事し、平成八年に定年退職。その後、何もすることがない状態の日々を過ごしていたが、弟の新築祝いに招待されたとき、玄関に飾ってあった能面を見たことが、心の底に眠っていた柴沼さんの創作意欲に火をつけるきっかけとなった。
柴沼さんは能面の美しさや奥深さに感銘を受け、自分の生きがい作りとして独力で制作を開始。しかし、奥さんから「一生涯の仕事にするなら先生に師事すべき」との助言を受け、つくば市在住の能面師・榎木玄笑氏に師事する。その後、約五年間、榎木氏の下で面打ちに励んできた。
柴沼さんが能面制作に本格的に取り組み始めてから今年で八年目。これまでに制作した数は約四十面に及ぶ。一つ仕上げるのにかかる期間は約三ヶ月。打ち損じたときのことを考え、必ず最初から同じものを二つ並行して制作する。細かい作業が多く、一日に制作する配分を考慮しながらの日程であり、根気のいる仕事だという。
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| 「完成した能面の表情は、どれ一つとして同じものがないのが魅力の一つ」と話す柴沼さん。能面が完成したときの喜びは、人には言えないような満足感があるという。 |
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節木増 |
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| 日常生活の中で、一般の人が能面に触れる機会は少ないため、近隣銀行や商店などから展示要望があれば、積極的に展示や貸し出しも行っている。また、水戸市などの文化関係団体からの要望もあって、文化センター水戸教室、中丸教室で月二回の割合で能面の制作指導にも当たっている。 |
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鼻瘤悪尉 |
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| 柴沼さんは能面、獅子頭の制作で、日本古来の伝統芸術を守り続ける数少ない一人。「毎日がとても充実している」と柴崎さんは精気に満ちた顔で話している。 |
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翁 |
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この記事の内容に関する問い合わせは柴沼さんまでTEL0296・72・8604 |
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