定年時代
定年時代はアクティブなシニア世代の情報紙
ASA(朝日新聞販売所)からお届けしています
会社概要 媒体資料 送稿マニュアル
広告のお申し込み イベント お問い合わせ
個人情報保護方針 サイトマップ  
HP更新日 → 新聞発行日の翌々日(水曜日)
新聞発行日 → 第1月曜日:東京/埼玉/千葉/横浜・川崎/茨城
  第3月曜日:東京
トップ 東京版 埼玉版 千葉版 横浜・川崎版 茨城 高齢者施設 プレゼント
旅行 | おすすめ特選ツアー | 趣味 | 相談 |  | 仕事 | 学ぶ | これは便利これは楽々 | リンク | インフォメーション
定年時代
 
  ものしりミニ講座 平成22年2月下旬号  
漆の歴史  国立歴史民俗博物館/永嶋正春

縄文時代の漆製品=国立歴史民俗博物館
(TEL043・486・0123)・総合展示
 
   
9000年前の漆製品出土
 今回は、安価なプラスチック製品の出現によって片隅に追いやられてしまった漆の復権を考えてみましょう。日本の漆には、長い長い伝統があるからです。

 日本の漆の歴史は、一般的には今から1300年前、奈良時代にまでさかのぼることができます。確かに奈良・東大寺の正倉院には、今でもまねのできない立派な漆製品が数多く残されています。しかしながら、それよりもはるか昔、驚くべきことに9000年前の漆製品が北海道で見つかっているのです。これは縄文時代でも早いころになりますが、それ以降、縄文時代の終わりに至るまで、たくさんの漆製品が出土しています。

 これらの漆製品を調べることで、縄文時代の人々の生活や文化、縄文時代の歴史を知ることができます。漆の技術、漆の文化が複雑で高度な内容を持っているが故に、そこに縄文人の美意識、情念、知と技術の体系が現れてくるのです。

 意外に思われるかもしれませんが、関東地方は縄文漆の宝庫です。東京都下でもいくつもの遺跡を挙げることができます。なかでも東村山市の下宅部(しもやけべ)遺跡は、注目されます。なぜなら、各種の漆資料に加えて、「漆掻き」の傷跡を残した縄文時代の漆の木が日本で初めて見つかったのです。

 国立歴史民俗博物館では、縄文時代の漆製品を複製するなどして、縄文時代の歴史を語らせています。興味のある人はぜひ一見を。

ポイントページの先頭へ
学ぶ
ものしりミニ講座
最新号
令和6年過去の記事一覧
令和5年過去の記事一覧
令和4年過去の記事一覧
令和3年過去の記事一覧
平成31年過去の記事一覧
平成30年過去の記事一覧
平成29年過去の記事一覧
平成28年過去の記事一覧
平成27年過去の記事一覧
平成26年過去の記事一覧
平成25年過去の記事一覧
平成23年過去の記事一覧
平成22年過去の記事一覧
平成21年過去の記事一覧
平成20年過去の記事一覧
   
定年時代読者のためのおすすめ特選ツアー
 
 
定年時代
トップ | 会社概要 | 媒体資料 | 送稿マニュアル | 広告のお申し込み | イベント | お問い合わせ | 個人情報保護方針 | サイトマップ
当ホームページに掲載されている全ての文章、写真、イラスト等の無断複製・転載を禁じます。
Copyright Shimbun Hensyu Center Company. ALLrights reserved.