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  医療 平成20年12月号  
大腸がんは自分で判断できるか  大田区/63歳男性

 友人が大腸がんで入院、手術をしました。最近、わたしの周りでは大腸がんを患ったという話をよく聞きます。大腸がんかどうかを自分で判断できる手っ取り早い方法はないでしょうか。それと大腸がんは治る病気なのでしょうか。


 大腸がんは食事の欧米化などが原因で、近年増えているがんのひとつです。したがって、周囲で大腸がんを治療されている人が以前より目立つようになっていると思います。

 まず質問にある「自分で判断する方法」は残念ながらありません。通常は、「下痢や便秘が続く」とか「排便時、便に血が付いていた」などという症状から病院を訪れ、大腸がんと診断されることが多いです。ですから、排便に関する異常があった時はいち早く検査してください。

 また、症状がなくても心配な人は、便潜血反応検査を行うことを勧めます。それでも心配な人は大腸の内視鏡検査を受けるのが確実です。

 2つ目の質問の「治るかどうか」ですが、これは見つかった時の進行度によります。内視鏡治療のみで済むような早期のがんですと、ほぼ90%以上治りますが、発見時にリンパ腺や肝臓、肺に転移している進行がんでは手術や抗腫瘍(しゅよう)薬の治療を組み合わせても早期に亡くなる人もいます。

 いずれにせよ、60歳以上の“がん年齢”(近年は40代50代も増えているので注意)に達したら1年に1回程度は大腸がん検診を受けることをお勧めします。


東京慈恵会医科大学附属第三病院 外科診療部長 岡本友好

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