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鳥取・三朝で現代の湯治 鳥取県/三朝 |
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ラドン温泉の効果生かす 医療とタイアップ
都会のけん騒を離れ、温泉につかって疲れを癒やす─。現代人に適した新しいスタイルの「湯治(とうじ)」が最近、注目されている。800年の歴史を持つ鳥取県の三朝(みささ)温泉では、地元・岡山大学病院三朝医療センターとタイアップし、世界有数のラドン温泉の効果を生かす現代の湯治“健康保養リゾート”作りに取り組んでいる。
「湯治」とは、温泉に浴して病気を治療すること。かつて江戸・明治期ごろには湯治宿に自炊しながら長逗留(とうりゅう)することが盛んに行われていた。しかし、三朝温泉が提案するのは現代版の湯治だ。
「それは21世紀の新しい温泉湯治のあり方なんです」と話すのは、名旅館「藍の宿 木屋旅館」社長の御舩秀さん(56)。長めに滞在し、総合病院で生活習慣病などをチェックし温泉療養、または散策や趣味などで気ままな時間を過ごす─。これが三朝温泉の“健康保養リゾート”構想だ。
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源泉がわき出る、地下2〜3メートルにある熱気浴室にはタオルガウンを着用して入る
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熱気浴
三朝町や観光協会、旅館協同組合など地元9団体でつくる「ラドン温泉ブランド化三朝温泉推進協議会」の取り組みが内閣府の「地方の元気再生事業」に指定された。
その実態を見ようと訪ねたのが、岡山大学病院三朝医療センターの熱気浴室。地下2〜3メートルからわき出るラジウムが気化してラドンとなり、浴室に充満。浴室内は40〜43度、湿度75〜90%の高温多湿。そこに入るとまもなく全身から汗が吹き出る。ラドン効果で呼吸器(ぜんそく)疾患の緩和や体の免疫力を高めるのに効果があるという。30分過ぎて浴室に付設する温泉に入ると、体全体がリフレッシュした。
鉱泥湿布
三朝温泉の一番の特長は泉質の良さ。ラドン含有量世界一といわれるラドン温泉に対する医学的研究と診療を1933年から始め、今に引き継ぐのが岡山大学病院三朝医療センターだ。
同センターの温泉療養には熱気浴室、温泉プールのほかに鉱泥(こうでい)湿布がある。関節疾患などに有効といわれる鉱泥湿布は、温泉水でこねた泥を90度に温め大きなしゃもじで布に包み、腰や肩などの患部に当てる。すると、まもなくじんわり心地良くなる。
歴史ある三朝温泉の来客数は年間約35万人。三朝川に沿って観光から湯治まで多様なニーズに対応できる26の宿泊施設がある。
その中で今も昔ながらの自炊スタイルを守る「湯治の宿 油屋」8代目当主、藤井文典さん(63)は「自分の部屋を指定してくる常連客が多い」と話す。客からの要望で最近、洋式トイレを4部屋に取り付けた。また、「万翆楼」では低カロリー・低塩分の食事メニューを新たに用意するなど、健康保養リゾートへ向け各旅館の取り組みが始まった。
周辺観光も豊富。少し足を延ばして国宝、三徳山・投入(なげいれ)堂を訪れると、1300年以上の歴史を肌で感じることができる。
【アクセス】
東京・羽田空港→鳥取空港(約70分)→三朝温泉(リムジンバス、約60分)
【問い合わせ】
三朝温泉観光協会TEL0858・43・0431
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三朝温泉おすすめプラン
ゆったり“ラドン体験”で健康に─。ラドン温泉ブランド化三朝温泉推進協議会は、「三朝温泉体験ツアー」を低料金で企画、参加者を募集している。旅行期間は、(1)30日(月)〜12月3日(木) (2)12月7日(月)〜10日(木)のいずれも3泊4日のプラン。定員は各20人(先着)。
◆体験ツアー参加者募集 3泊4日、2万5000円〜◆
ツアーでは、世界有数のラドン含有量を誇る三朝温泉をさまざまな角度から満喫する。熱気浴や鉱泥湿布など日常あまり体験できないメニューや、医師・栄養士による講話も。また、妖怪のブロンズ像が出迎える「水木しげるロード」散策や「とっとり花回廊」見学、陶芸体験など希望者には周辺観光も行う(別途料金)。
旅行代金(2人1室利用の場合)は宿泊旅館の形態によって、Aコース1人3万円、Bコース同2万7000円、Cコース同2万5000円。往復航空機・貸し切りバス代、滞在中の朝・昼・夕食計9食分込み。1人参加も可。
問い合わせ・資料請求:
JTB首都圏神保町支店・三朝温泉体験ツアーデスクTEL03-3263-7087 |
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