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  ものしりミニ講座 平成20年1月下旬号  
爪弾き  国立歴史民俗博物館/常光徹

弾指(たんじ)の図=阿彌陀三尊圖會(あみださんぞんずえ)、国立歴史民俗博物館所蔵
 
 爪弾き(つまはじき)にされるといえば、仲間外れにされるとか排斥されるという意味です。しばしば使われる言葉ですが、実際に爪弾きのしぐさを見かけることはほとんどありません。ただ、かつては日常生活の中に広く浸透していたようです。

 紀貫之の「土佐日記」には、935(承平5)年1月27日の記事に「日一日(ひひとひ)、風止まず。つまはじきして寝ぬ」と見えています。任国の土佐より帰京の途、海が荒れて一日中風がやまず船をとどめたまま過ごしたときに、縁起直しにしたのでしょう。

  爪弾きは「源氏物語」や「大鏡」「平家物語」などにも出ています。爪弾きを行う意味は、その場の経緯や状況によって一様ではありませんが、大きくまとめれば、非難や嫌悪の感情を表すとか、排斥や災厄の除去といってよいでしょう。

 爪弾きの具体的な指の動きについては必ずしも明らかではありません。多くみられる解説は、人さし指か中指の先を親指の腹に当てて弾くというものですが、密教の弾指(たんじ)に由来するとの説もあります。そのやり方は、図のように人さし指から小指までを握り、その上を親指で強く押え、人差し指をはじき出すと親指の腹が中指の側面を打って音をたてます。

2月11日(月・祝)まで国立歴史民俗博物館(JR佐倉駅からバス15分)で、企画展示「新収資料の公開」が開催中。問い合わせはTEL043-486-0123


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