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  今月の旅情報 平成19年3月下旬号  
行楽シーズンだ!高尾山へ行こう  高尾山

静かで緑あふれる4号路
 
“安・近・短”の手軽な旅
 都心から電車で1時間足らずという近さにありながら、豊かな自然が残る高尾山。低山だがさまざまなコースがあるため、山歩きの初心者からベテランまでが楽しめる。「“安・近・短”の手軽な旅をしたい」というシニアにおすすめだ。薬王院やサル園、名物のそば…と観光・味覚スポットも充実。高尾の森で癒やされるもよし、下山後のビール目指して登るもよし。春の行楽シーズン、高尾山に行ってみよう。

◎その1 ◎
小さな旅を楽しみたいなら

 多彩なコースが楽しめる高尾山。初めての高尾山ならば、まずは1号路を歩いてみることにしよう。

 1号路は道もよく整備されており、山歩きに不慣れな人でも不安なく歩ける。もしも体力的に不安があるようなら中間地点までケーブルカーやリフトを利用すればいい。ケーブルカーの高尾山駅を過ぎると徐々に展望も良くなってくる。

 また、途中にはサル園や野草園などもあり、旅気分を盛り上げてくれる。やがて辺りは参堂となり、深山幽谷の気配が漂いはじめる。立派な山門をくぐれば、およそ1260年前に開山したといわれる薬王院にたどり着く。歴史を感じさせる薬王院大本堂や大天狗(てんぐ)・小天狗の像など見どころが多く、ゆっくりと時間を取りたい場所だ。事前に予約をすれば精進料理も味わうことができる。

 薬王院からはひとふんばりで599メートルの山頂に到着。目の前にそびえる富士山の雄姿が疲れを吹き飛ばしてくれるだろう。

 

奈良時代の開山とされる薬王院の大本堂
◎その2◎
豊かな自然を感じたいなら

 山歩き愛好家にこそ高尾山はその真骨頂を発揮する。高尾山で山歩きデビューを考えているなら次のコースがおすすめ。

 ケーブルカーのふもとの駅、清滝駅左手の舗装路を沢沿いに少し歩き、妙音橋の手前を左に入るとやがて、びわ滝にたどり着く。厳かな雰囲気の漂う滝行の場を過ぎると道は本格的な山道となり、足元に注意しつつ歩けば終点の高尾山駅付近に至る。しばし、舗装路を歩き、浄心門が現れたら、そこから右手に入り4号路を歩いてみることにしよう。

 メーンルートからわずかに外れただけで、驚くほどの豊かな自然と静けさを味わうことができる。特に新緑のブナの美しさには思わず歓声が上がることだろう。また、途中にあるつり橋では冒険気分も味わえる。心地よい森の風を感じながらあっという間に山頂に着いてしまう。

◎その3◎
さまざまな花に出合いたいなら

 高尾山は花の宝庫でもある。タカオスミレに代表されるスミレの花はもとより、山頂から小仏城山まで足を延ばせば桜やミツバツツジなどの春の花も満喫できる。

 また、南高尾の梅ノ木平にはカタクリが群生することで有名な農家がある。京王線高尾山口駅からバスも出ているが、歩いても20~30分程度だ。ことしは花の咲く時期が早そうだがタイミングが合えば行ってみる価値は十分にある。



【登山教室「歩きにすと倶楽部」】
主宰 : 太田昭彦/お問い合わせTEL&FAX:04-2923-4586

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