
農作業風景 |
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家族や友だちと自然に接し、土いじりを通して安全な無農薬野菜作りを楽しんでいる流山市の体験農園「野良」。2008年度で5年目に入る「野良」の特徴は月2回講師の指導付きと手ぶらで参加できること。オーナーの池田吉郎さん (82) は「若い時から畑仕事に精を出し頑張ってきましたが、80の声を聞くとともに体力の衰えを感じていました。そんなとき流山市の都市計画マスタープラン作りで環境調査をしていた福井さんと出会い、市民農園として利用する話がありました」とタイミングが良かったと話す。
春秋野菜を30種以上
現在、事務局として活躍する福井紀江さん(55)は「初心者でも安心して農作業ができることが会員に喜ばれています。月2回の講習以外でもいつ来ても池田さんがいれば教えてくれるので野菜作りが面白くなります。会員は定年後に夫婦で農作業を実践する人と子ども連れで家族で楽しむ人に分かれます。東京からも3組がみえます」と話す。
「初心者には種のまき方からくわの使い方など基本を教えます。今まで畑仕事は、妻と2人でやってきました。緑が戻った畑を毎日見ることができてうれしいです。活動日は大勢の人と話せてとても楽しみです。活動日以外でも畑に来る人に野菜の作り方を教える機会が出来たことでいつまでも元気で頑張らねばと思います」と話す池田さん。
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右から形山さん、池田さん、福井さん |
1区画15坪でクワなど農具や種も野良で準備
スタッフは形山司さん、藤原坦さん、黒木和明さんの3人で、活動日に会員の世話をする。形山さんは「わたしは趣味で20年ほど野菜作りをしていました。『野良』の1期生でしたが、翌年から教える方に回りました」と以来スタッフとして張り切っている。
「化成肥料や除草剤を使わないために虫に食われ病気が出ます。鳥にもやられます。病害虫が寄り付かないように木酢液やショウガのエキスを散布し、網で守るようにしています。青虫やテントウムシダマシなどの害虫は手で潰さなければなりません」と形山さん。また雑草が夏期からぐんと伸びる。少しでも小さい時に抜くのが簡単といい、怠ると労力は数倍になるという。
「野良」の利用上の注意点としていくつかのルールがあるが、あくまでも安心の野菜作りと会員とのコミュニケーションを重視しているため。「野良」を学校と位置づけ講習日に参加できない場合は連絡を義務付けるなど畑が荒れないよう対策をとっている。
普段口にする野菜はほとんど網羅している。春と秋に分けてニンジン、ナス、大根、ピーマン、ジャガイモ、キャベツ、カリフラワー、ホウレンソウなど30種類以上。その種類によって作り方のテキストがあってそれに沿って作業を進める。
「収穫期には頻繁に来ないと無駄になります。取れ過ぎて近所に配るほどだと思います」と福井さんは話す。
農作業以外にみその仕込みやもちつきを実施しており、このほか生ごみたい肥の作り方や炭焼き、わらじやしめ飾りの製作、畑でのコンサートなど取り組みたい企画は多数ある。
1年間の契約で1区画15坪。クワ、カマなどの農具、種や苗、肥料などの耕作材料はすべて「野良」で用意する。水道やトイレも完備している。会費は年3万円。
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