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定年時代
 
  埼玉版 平成19年7月号  
子どもに昔話や童話で美しい郷土を伝えたい  富士見市/神崎寅雄さん

「カントラさん」と呼ばれている神崎さん。左右対称の字が好きで、音読みでカントラと読ませる"甘十楽"のペンネームをつけた
 
「狐の償い」を自費出版
 富士見市の神崎寅雄さん (69) が6月、“甘十楽 (あまみじゅうらく) ”のペンネームで昔話「狐 (きつね) の償い」を自費出版した。神崎さんは定年退職後、童話集、詩句集など自費出版を続けている。「定年後の道楽です」と笑う神崎さんだが、根底には「美しい郷土を子どもたちに伝えたい」との思いがある。

 昔、現在の富士見市に人をだますキツネが出没していた。しかしある日、長老の作兵衛がけがをしたキツネを助けると、姉妹のキツネ2匹が償いをしたいと言ってきた。作兵衛の案で、キツネたちは娘に化けて年寄りの介護をして償い、村人たちに感謝されたそうだ。

 この話は神崎さんが書いた「狐の償い」。神崎さんは、富士見市に伝わる3つの短い昔話に創作を加え、一つの物語にした。

 神崎さんは公務員を定年退職した後、「いかに有意義に過ごすか」と考えた。東京生まれだが、27年間暮らしてついのすみかとなる富士見市は郷土同然。市民学芸員として遺跡の説明員をしていた神崎さんは、もっとこの土地のことを知ろうと歴史などを調べ始めた。

 学生時代から詩を書くことが好きで、2003年には、孫たちに話していた自作童話をまとめた「アリの助のぼうけん」を自費出版していた。

 「美しい郷土を子どもたちに伝えたい」。翌年には郷土のことなどを歌った詩句集も作った。06年には、詩の材料として読んでいた、昔話を集めた文献を参考に“神崎版昔話”「太郎兵えさんと鶴とお墓」を創作した。

 作品は市の図書館に寄贈したり、友人や近所の子どものいる家庭にも配ったりしている。

 「カラオケ教室の仲間は昔話の本を読んで『涙が出ちゃったわ』と言ってくれました」。現存する「太郎兵えの墓」を訪ねて歩く人もいた。昔話から地元の魅力を発見することもある。

 緑豊かで、カモも生息する川があるなど水の流れも美しい郷土を伝えていくことで、次世代が環境を守ってくれればと神崎さんは期待する。

 「お金が欲しいわけではないので、気分が乗った時に、好きな題材で創作します。お小遣いをためて出版しています」と言う神崎さん。妻も痴呆防止でいい、と後押しする。

 「定年後の道楽ですよ」と笑う神崎さんだが、次の作品の構想も練っているうえに、自作を学童保育所や老人ホームで朗読しようとも考えている。神崎さんの第2の人生は始まったばかりだ。

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