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  埼玉版 令和元年10月号  
フルートとハープの調べで「世界一周」  フルート奏者・神崎愛さん

「音楽と芝居は感情表現など、似ている部分も多いんです」と神崎さん。川口での公演を前に12日(土)、京都・金剛能楽堂で演じる舞台「卑弥呼の愛の物語〜フルートと歌で綴る世界の旅〜」は、夫との共著「邪馬台国の女王 卑弥呼の生涯」を基にした物語風コンサート。「卑弥呼は極めて優れた人物だったと思います」
24日、川口リリアでコンサート
 「『フルートとハープで綴る世界の旅』と題し24日、川口総合文化センター・リリア音楽ホールで公演をします。日本から始まってヨーロッパ、南北アメリカと名曲で世界一周の気分を味わってもらおうという趣向です」と話すのはフルート奏者の神崎愛さん(67)。今回の公演は、フルートとハープのコンサート企画の第1弾。「フルートとハープは楽器の相性がすごくいいんです」と言う。「今年はフルート奏者としてデビュー35周年。ハープとのコンビで全国を演奏して回りたい」と意欲を見せる。

 これまで10枚を超えるCDアルバムを発表し、中でも「愛のフルート」(1985年)がベストセラーとなった神崎さん。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団メンバーをはじめ、海外や国内オーケストラとの協演などでクラシック、ジャズ、映画音楽など幅広いジャンルの曲を演奏している。これまでの演奏活動で今も印象深いのが、ギタリストの荘村清志と全国を3、4年かけて演奏して回ったことだという。

 「あのときと同じように、今度はハープと一緒に全国を回れたらと思っています。そのスタートとなる川口公演はこれからの試金石になります」と気持ちを引き締めている。

 神崎さんは幼いころにピアノと声楽を始め、中学の時にブラスバンドでフルートと出合って以来、フルート奏者の道を歩む。青山学院高等部を経て東京藝術大学音楽学部別科に進み、日本フルート界の重鎮である吉田雅夫教授に師事。演奏者、教育者としても第一人者の吉田の薫陶を受けた。

歌手、女優としても活動
 そして、東京文化会館でのデビューコンサートが決まっていたとき、神崎さんは予想もしない方向に導かれる。

 当時、NHKの番組のフルート教室に出演していた神崎さん。NHKの食堂でたまたま隣に座っていた俳優の仲代達矢から「俳優にならないか」とスカウトされたのである。

 師の吉田教授に相談すると、「フルートのソリストとして活動するには舞台での所作も必要。それを教わる稽古事としてやってみたら」と勧められた。そこでデビューコンサートを取りやめ、仲代が主宰する無名塾(0=ゼロ=期生)に入って俳優をメインに活動することに…。

 無名塾では、朝の暗いうちから夜中まで稽古漬けの毎日。スパルタ式で厳しかったが、愛情をかけて指導してもらったという。そのかいあって、無名塾に入って1年後に舞台デビューとなった「オイディプス王」に出演。王妃イオカステ役で見事、ゴールデン・アロー賞を受賞する。一方、映画では岡本喜八監督の「姿三四郎」(77年)や野村芳太郎監督の「配達されない三通の手紙」(79年)、深作欣二監督の「魔界転生」(81年)などに出演するなど、映画やテレビ、舞台で大活躍する。その合間にフルートの演奏活動も行っていた神崎さんは眠る時間もほとんどないという状態で、医者からドクターストップが…。

 今後、俳優かフルートのどちらかを選択せざるを得なくなった神崎さんは悩んだ末、フルートを選んだ。そして始めたのが、先の荘村とのコンサートツアーだった。

 2000年に駐チェコ大使、駐キューバ大使を務めた外交評論家の宮本信生と結婚。チェコやキューバでの演奏を重ね、近年はフルート奏者のほか、ソプラノ歌手、女優として活動しているが、最近では夫との共著で歴史小説「邪馬台国女王 卑弥呼の生涯」(美術の杜出版)を出版し、活動の世界を広げている。

 フルート奏者としてのデビューから今年35周年の神崎さん。「最近は、歌って踊って、フルートを吹くような舞台が多かった」と言うが、今回の川口公演は「久しぶりにフルートがメイン」とコンサート準備にも気合が入る。

神崎愛 〜フルートとハープで綴る世界の旅〜
 24日(木)午後3時、川口総合文化センター・リリア(JR川口駅直結)音楽ホールで。

 予定曲はビバルディ「『四季』より“秋”」、滝廉太郎「荒城の月」、マスネ「タイスの瞑想曲」、モーツァルト「フルートとハープのためのコンチェルト」、スメタナ「『わが祖国』より“モルダウ”」、ジュナン「ヴェニスの謝肉祭」、ニーノ・ロータ「ロミオとジュリエット」、ピアソラ「リベルタンゴ」ほか。出演:神崎愛(フルート)、梅津三知代(ハープ)、宮本信生(話)。

 全席指定3000円。問い合わせはリリア・チケットセンター Tel.048・254・9900

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