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  茨城版 平成24年11月号  
認知症とその家族を支援  神栖市の団体「かみすやすらぎさん」

介護予防のリハビリ体操現場
高齢者の見守りや話し相手
 神栖市では2002年から、認知症の人とその家族の支援のために、認知症について詳しく学びたい人を対象に、その理解や対応に関する「やすらぎ支援員養成講習会」を開催している。そして、この講座の修了者のうち希望者を「かみすやすらぎさん」と認定。07年には、認知症高齢者の見守りや話し相手をするボランティアとして、市の包括支援センター(高齢者の総合相談窓口)の事業の一部となる団体「かみすやすらぎさん」が設立された。同団体の会長で、神栖市大野原在住の小関トキ子さん(75)は、「当事者やその家族が安心して安らかな日常生活を送れるよう、会員との相談・調整を行っています」と話す。

 定年退職するまで看護師だった小関さん、当時は認知症という言葉も知識もほとんど持っていなかったという。しかし「これからは年齢的に自分にも関わってくる問題だろうと考え、詳しく知る必要を感じて講習を受けました」。

 講習は実習を含め12回にわたり専門職の医師や保健師から、認知症の病気と症状を始め、生活上の援助工夫、家族への理解・支援まで多くを学ぶ。

 講習を修了後、晴れて「かみすやすらぎさん」に認定されるとボランティア活動を開始する。活動の対象者は、人との付き合いやデイサービスなどに積極的に出て行けず、家に引きこもりがちな高齢認知症者である。

 全て家族からの依頼があっての訪問だが、当初本人はけげんな顔をして敬遠するのがほとんどだという。

 「人と付き合いが無くなり、うつうつとしている心を開いてもらうのはなかなか難しいのですが、だんだん慣れてきて会話が弾んで笑ったり、また少しでも気持ちが外向きになってくれた時はとてもうれしいです」と小関さん。

 「かみすやすらぎさん」の会員は現在25人。平均年齢は68歳で最高齢は79歳。利用者は今のところ15人ほどで、月に2回1時間半から2時間ほどを目安にしている。


小関トキ子さん(左)と渡邉紀久子さん
 会員中最高齢の渡邉紀久子さん(79)は「親が認知症だった事もあり、詳しく勉強してみたかった」と講習を受けた理由を語る。会員の沖田つや子さん(65)は「17年前からボランティア活動をしています。この会の会員になり高齢認知症の人と話せるのを楽しみに自宅を訪ねています」という力強い仲間だ。

 小関さんはこの会の活動に月4〜5回、他にも介護予防のリハビリ体操の指導で月5〜6回、社会福祉協議会主催の高齢者とお茶を飲むサロンの手伝いなど、精力的に活動している。

 「認知症の方の家を直接訪ねるので、プライバシーには最大限気を使うなど大変な面もありますが、支援養成の講習会に参加した人の多くが、もっとこの会の活動に参加して欲しいです」

 問い合わせは小関さん TEL.0299・93・0567

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