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令和6年7月号 |
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“読む落語”楽しんで!(作家・櫻庭由紀子さん)
伝統芸能や江戸町民文化を軸に執筆活動を続ける櫻庭(さくらば)由紀子さん(54)は、“読む落語”にも愛情を注ぐ。それは、明治時代に始まった「落語速記」。話し言葉を主とした高座の口演筆録で、「言文一致体」の近代文学の“生みの親”ともいわれている。櫻庭さんの新著「落語速記はいかに文学を変えたか」は速記本の誕生や「近代落語中興の祖」とされる三遊亭圓朝の事績から説き起こし、双方の境界と交差を考察した一冊だ。 |
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令和6年6月号 |
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60年で初の主役に(俳優・平泉成さん)
「シニアだけでなく若者が見ても楽しんでもらえる作品だと思います」。味わいのある風貌と語り口で親しまれている俳優の平泉成さん(80)は初の主演作「明日を綴る写真館」について、こう話す。7日から全国で上映される同作は平泉さん演じる、寂れた写真館を営む無口なベテラン写真家が、若手カメラマンと紡ぐ心温まる物語だ。ホテルマンから俳優に転じて以来、60年。 |
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令和6年5月号 |
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若い頃の夢に再挑戦…「再春」で笑顔に(俳優・長塚京三さん)
「僕でお役に立てるなら、という気持ちで俳優の仕事を続けてきました」と話す長塚京三さん(78)。今年で映画デビュー50年の節目を迎えた彼が出演するコメディー映画「お終活 再春! 人生ラプソディ」が31日から公開される。「ある程度の年齢になったら、『苦しいことも楽しくやりたい』という、この映画の明るいスタンスが好きです」と話す長塚さん。“終活世代”が若いころ抱いた夢に再びチャレンジする「再春」を提案し、シニアに笑顔と勇気を与える同作。 |
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令和6年4月号 |
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植物通じて子どもと交流(「日立山野草同好会」会長・新開良明さん)
「日立山野草同好会」会長の新開良明さん(74)=日立市=は、山野草を育て展示会に出展。さらに、こけ玉作りや「木の実の動物」の制作講習会を開催している。ティラノサウルスなどの「恐竜」も、松ぼっくりなどの木の実が材料。「今の子どもたちは、自然と遊ぶことが少ないです」と新開さん。「山や道端、庭に咲いている小さな花々にも目を向けて自然に興味を持つことで、感性豊かな子どもに育ってほしい。 |
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令和6年3月号 |
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災禍の時代を共に生きる(フリージャーナリスト・土井敏邦さん)
災禍の時代の人間を描く—。フリー・ジャーナリストの土井敏邦さん(71)によるドキュメンタリー映画「津島 —福島は語る・第二章—」が現在、都内の映画館で上映されている。東電福島第一原発事故から間もなく13年。福島県浪江町津島地区は第一原発から約30キロ離れているが、今もほぼ全域が「帰還困難区域」に指定されたままだ。パレスチナ情勢を長年取材してきた土井さんは、双方に「奪われた人間の尊厳と権利」を見る。 |
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令和6年2月号 |
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歴史に埋もれた“誇り”照らす(歴史小説家・植松三十里さん)
矢田堀鴻、貞明皇后、油屋熊八…。歴史小説家・植松三十里(みどり)さん(69)が自身の作品の主役に据えるのは、一般に知名度の低い偉人が多い。“負け組”に属したため偉大な業績が顧みられず名声を奪われた人、今も地方の人々の生活を支える基盤を築きながらも中央の正史にはさっぱり記されない人など…。 |
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令和6年1月号 |
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