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「心はいつまでも青春」 女優・松原智恵子さん、ジュディ・オングさん |
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「撮影所の食堂にはスターが勢ぞろい」（松原さん）「広場で裕ちゃんがよく日焼けを」（ジュディさん）など話が尽きない2人 |
約50年前の共演作「ある日わたしは」再放送
松原智恵子さん（70）が主演し、1967年〜68年に放送された日活初のカラーテレビ映画「ある日わたしは」（日本テレビ）を覚えていますか？ 東京で妹と2人で下宿生活をしながら大学に通うゆり子が、さまざまな恋を経験しながら大人になっていくさまを描いた青春ドラマに、当時胸を熱くさせた人も多いのでは。日活映画やドラマの専門チャンネル「映画・チャンネルNECO（ネコ）」では、現在、同作品を放送中だ。これを機に松原さんと妹役のジュディ・オングさん（65）が当時の思い出を振り返り、「心はいつまでも青春で」と語った。
平均視聴率23％を記録した同作。川口恒、和田浩治、梶芽衣子など共演者も豪華で、吉永小百合が出演していた裏番組を抑えて大ヒット。主題歌はブルー・コメッツだ。
今でも「ジュディちゃん」「智恵子お姉さん」と呼び合う2人。姉妹の絆の強さは変わらない。撮影当時は「4時間眠れればいいほう」（松原さん）という過酷なスケジュールだったが、「日活撮影所はまるで学校みたいで楽しかった」（ジュディさん）という。
「ジュディちゃんはとにかくかわいいし、せりふがはっきりして聞こえやすいの。声がすごく良いから」と松原さん。「間違うとすぐ分かっちゃう（笑）。智恵子お姉さんは、あま───い声でね、スタジオの男の人みんなが横で溶けているのが分かったわ（笑）」とジュディさん。
松原さんは、第1回目の放送を制作スタッフとともに「自宅のテレビでかじりつきながら見た」と振り返る。
“恋が始まり愛に”
「あの頃はまだ珍しかったカラーテレビをみんなで囲んで。ビデオなんてない時代ですから見逃したらそれっきり。みんなで緊張しながら見ましたね」
作品が放送されたのは東京オリンピックも終わり、誰もが「今日より明日が良くなる」と信じていた時代。車メーカー各社が斬新な新車を次々発表し、若い世代はこぞって手に入れた。またアイビールックやミニスカートがはやり始めたのもこの頃。それらを取り入れたキャストの衣装や車も見どころだ。車についてはジュディさんも忘れられない思い出が。
「和田浩治さんが下が黄色で上が黒のツートーンカラーのスカイラインに乗っていたの。それを私の母が気に入って、うちは下がラズベリーピンクにトップがシルバーグレーのスカイラインを買ったのよ（笑）」。また、当時、女性キャストの中では珍しく免許を取得していた松原さんは、「よくみんなを乗せてドライブしました」と話す。
ドラマのテーマは、ずばり「恋」だ。憧れの恋、結婚願望の恋、母性愛の恋…。秋から春への移りゆく中、ゆり子はさまざまな経験をし、“私”というものを理解していく。ジュディさんは言う。
「恋をするって一番すてきなことなんですよね。恋があって、人間の感情はふくよかになると思う。恋があって愛になるのだから」
一方、松原さんは、「恋はもちろんだけれど、今は薄れてしまった“向こう三軒両隣”のお付き合いや家族との触れ合いも素敵に描かれているのよね。またこういうお付き合いが復活する世の中になれば」と期待している。
最後にジュディさんは、「恋に年齢は関係ない。心はいつまでも青春でいましょうね」と笑顔を見せた。 |
ある日わたしは(全28話) チャンネルNECOで放送中
12月1日（火）からはドラマ初回からの追いかけ放送を行う。また12月7日（月）には松原さん、ジュディさんのトークショー番組も放送。問い合わせは Tel.03・5689・1035 |
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