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  茨城版 平成25年5月号  
5月中旬からはバラが見ごろ  常総市の坂野家オープンガーデン

坂野武美さんと郁子さん親子

斜面を活用したバラや草花の庭
 常総市の「The Natural Gardens of Sakano」は、約3000平方メートルの斜面を活用したオープンガーデンだ。チューリップ、バラ、アジサイ、ダリアなど四季折々の花が次々と咲き始める。例年、5月中旬から6月上旬ころまではオールドローズなどの芳しい香りが漂い、サマースノーのアーチが、バラの楽園へと誘う。広大な庭を手入れしているのは、坂野武美さん(70)と坂野郁子(ゆうこ)さん(33)親子。「木々のざわめき、鳥の声、バラの香り…。野山のような自然な雰囲気を味わって日常からの癒やしの時を過ごしてください」と郁子さんは微笑む。

 坂野家は江戸時代から続く豪農で、その住宅は約2ヘクタールの敷地に母屋、書院などが立ち並ぶ。母屋と表門は国の重要文化財に指定され、住宅は「水海道風土博物館 坂野家住宅」として一般公開されている。映画やドラマのロケ地として使われることもたびたびだ。

 「以前は義母が一人で坂野家住宅に住んでいましたが、維持が困難になったので住宅の保存を市にお願いすることにしました。私たちは隣の里山に家を新築し、夫・侃(ただし)も仕事を辞めて東京から移り住み、義母と3人で同居することにしました」と武美さんは振り返る。竹やぶは業者に切ってもらったが、道は建築家である侃さんが造った。

 新居に引っ越して1年後に義母を送り、武美さんは2000年から夫婦第2の人生スタートとして本格的に庭づくりを始めた。

 「当初、坂野家住宅にあまり人が来ませんでした。そこで、わが家の庭をオープンガーデンにしたら坂野家住宅にも人が来るのではと考えました」。もともと草花が大好きな武美さんは、「坂野家住宅は日本庭園なので、新しい庭はイングリッシュガーデンを」と心に決めた。

 それからはつるバラの庭造りの第一人者であった村田晴夫さんやバラ生育の名人・高木絢子さんに師事し、ガーデニングを学んだ。「野山のような自然な雰囲気になるように宿根草を中心に植えることを学びました。大柄で華やかな1年草はきれいですが疲れてしまって続きません」。06年12月には雑誌「園芸ガイド」のガーデニングコンクールで入賞も果たす。


坂野家住宅の母屋と表門は国の重要文化財に指定されている

坂野家住宅 母屋は国の重文に
 一方、次女の郁子さんが東京で仕事漬けの生活を送っていた時、武美さんが「お庭をもっと発展させてバラ園として営業していきたいので手伝ってほしい」と訴えてきた。そこで郁子さんは会社を辞め、庭造りをするために帰郷。退職後、安孫子高等技術専門校造園科で造園を学び、2級造園技能士の資格も取得した郁子さんは、庭造りの最適なパートナーとなった。


 当初、バラ好きな武美さんはバラをメーンに植えていた。そこに郁子さんが加わり、四季折々の庭を楽しんでもらおうと、親子でこつこつとバラやアジサイ、山野草、野花を植え、育てた。そのかいあって、現在では、500種以上、1000株を超えるオールドローズ、モダンローズのバラ園となり100株弱のアジサイ山が完成。手入れされた約3000平方メートルの庭は、「里山の木陰庭」、「バラ交(か)い道」、切り立った崖のような斜面にある「切岸の花棚」の3つのエリアからなる。

 例年、5月中旬から6月上旬ころまで、ピンク、白などの優しい色のバラに、オレンジ、紫、黄のバラやジキタリスが映え、白いシャスターデージーや矢車菊、アグロステンマなどが輝く。まるで絵のような美しさだ。特に早咲きと遅咲きのバラを組み合わせた「切岸の花棚」は圧巻だ。野山のような自然な庭の評判は広がり、多くの人たちが訪れるようになった。

 「冬の寒い時期は、バラの手入れがたくさんあります。11月に移植、12月に肥料、1月から誘引です。草に花がつかない冬に頑張って草取りをしています。家にいる時は朝から夕方まで草取りをしていますね。庭を見に来られたとき、虫がいっぱい出てきたら気持ち悪いので、冬に土の中に卵がいっぱいでてくると“しめた!”と思い退治します」と武美さん。

 郁子さんは「モグラの被害も大きいです。穴を発見すると、かわいそうだなあと思いつつ、棒でつついて穴を埋めたりします。現代は気候も安定していないので、ちゃんと咲くかしらと心配の方が大きいですね。一生懸命手を加えたのに、パッと咲いたら雨が降り、三晩ぐらいで終わってしまったということもあります」と庭造りの大変さを話す。しかし「イングリッシュデージーの種をまき、思い描いた風景ができた時はうれしかったですね」と郁子さん。

 「今後は、ガーデナーとしてバラの手入れ、庭作りの相談に応じ、講習会や花苗の販売もしていきたいです」と郁子さんは抱負を話す。

 「多くの人たちに来ていただいて、綺麗ですねと喜んでいただくとうれしいです。プライベートガーデンなので、お友達を訪ねた時と同じ気持ちでお入りください」と武美さん。

 住所:常総市大生郷町2046。「坂野家住宅」駐車場利用可。電車の場合は関東鉄道常総線三妻駅からタクシー

 入園料300円(5月22日〜6月10日のみ500円)。午前9時〜午後5時半(春・夏)、秋冬は午後4時まで。ガーデンカフェもあり。トイレはカフェ利用者のみ使用可。飲食、日傘禁止。問い合わせは TEL.090・2484・4605

 坂野家住宅は入館料300円。午前9時〜午後6時(4月〜10月)。それ以外は午後5時まで。月曜休館(祝祭日の時はその翌日)。問い合わせはTEL.0297・24・2131


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