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定年時代
 
  東京版 平成19年7月下旬号  
舞台は自分を解放できる場所   女優/草笛光子さん

弊紙の取材のために着替えてくれた草笛さん。インタビュー中は気骨のある面と、同時に細やかな心遣いも感じさせた
 
再演の芝居に意欲
 「舞台が一番自分を解放できる場所」と話す女優・草笛光子さん (73) 。最近はテレビでの活躍も多いが、8月16日(木)からは2人芝居「6週間のダンスレッスン」で再び未亡人リリーを演じる。「自分を抑圧して生きてきたリリーに自身が重なる」と話す草笛さん。同作は「自分とは何か」を考えさせられる舞台。定年を迎えひとつの役目から解放された団塊の世代には特におすすめだ。

 2006年の初演に次いで演じることになったリリーについて、「今までいただいた役の中で一番わたしに近い」と話す草笛さん。長年にわたり自分を抑圧して生きてきたリリー。夫の死後、ひとり静かに生きてきたが人生の終わり間近にダンスを習い始め、少しずつ本来の自分を取り戻していく。そんなリリーを演じて、草笛さんの胸によぎる思いは多少切ないものがある。

 「わたしもずっと解放感ってなかったですね。それを味わうのはお客さまの前で演じている時だけ。これまで役の陰に隠れて生きてきたから、役がなくなると自信がなくて。そんな自分をかわいそうだったと思う」と語る。

 人間は誰であっても自分の立場によって何らかの「役柄」を引き受けなければならないものだ。しかし、定年を機にふと人生を振り返ってみて、これまで役を全うすることにだけ力を注ぎすぎて、自分自身をおろそかにしてきたと思う人も多いのではないだろうか。この舞台が再演の声がかかるほど評価が高いのもうなずける。

「若い人と演じたい」
 6週間のダンスレッスンを契約したリリーだが、派遣されたダンスインストラクターのマイケルとの間に多少のトラブルも起きる。見知らぬ他人同士、なかなか思うようには事は運ばない。しかしレッスンを重ねるうちに、2人は自らのうそをはぎ取り、友情とも愛情ともいえない関係を作りあげていく。

今村ねずみと共演
 マイケルを演じるのは今村ねずみ。今最もチケットが取りにくいといわれるエンターテインメント集団「ザ・コンボイ・ショウ」を20年近く率いてきた役者で、その才能はビートたけしも「驚かされた」と語ったほどの逸材。リリーとマイケルのように、草笛さんと今村さんは年齢も性別も育ってきた境遇もまるで違うが、尊重し合い、いい関係を作り上げているようだ。「お互い、言いたい放題言ってますよ。彼はわたしのこと、妹だっていうの」と笑う。ベテランの草笛さんからみると今村さんの芸歴は少ないが、そんなことは一切気にしていない。

 「わたしはキャリアのある人と若手が組むほうが、いいものができると思っています。同じような世代で固まるよりもいいんじゃないかしら。それにわたしの場合、これまで支えてくださった同世代の方はみんないなくなっちゃったの。 (作曲家の) 黛敏郎さんや越路さんや…。みんなほんとに亡くなっちゃったから。だからこれからは若い人と仕事をしたいですね」

「コーちゃん」に誓う
 「亡くなった方たちの代わりに生きているつもりでいます」と続ける。9歳年上で、公私ともに仲の良かった越路吹雪さんの存在は、現在でも草笛さんの大きな支えに。越路さんが56歳で死去した時、「コーちゃんの分も一生懸命生きるから、これからも一緒に舞台に出よう」と亡骸(なきがら)に誓った。「今も舞台に出る前に言い聞かせるの。『コーちゃん、出るわよ。今日もそばにいて』って」

 テレビや映画と違って、共演者との密着度の高い舞台では苦労も多い。かつて越路さんに「あの人とどうやったらうまくできるの」と聞かれたことがある。「いいところを見るだけ、やなところは見ない、って答えたら、えらいねあんた、って言われました (笑) 」

 「血のつながりのない者同士が信頼し合い助け合う関係になることはできると思うし、そのつもりで演じています。ぜひ見にいらしてください」と熱意を見せる。草笛さんの中に息づくリリーは、初演よりもさらに魅力を増しているようだ。



  『6週間のダンスレッスン』
期間 : 8月16日(木)〜9月2日(日)
場所 : 博品館劇場 (地下鉄銀座駅徒歩5分)
内容 : 未亡人リリー・ハリソンはダンスインストラクターの青年マイケルにダンスを習う。ユーモアとウィットに富んだ会話で、人生の孤独を描く。優雅なダンスシーンも魅力。
原作 : リチャード・アルフィエリ
演出 : 西川信廣
出演 : 草笛光子、今村ねずみ
料金 : 全席指定7500円
申し込み・問い合わせ :
TEL:03-3571-1003

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