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  東京版 平成20年2月下旬号  
庶民の踊り世界に紹介  「民族舞踊聚団NIPPON」代表/望月登喜子さん

毎年ブロードウェーショー見学のためニューヨークに行くという望月さん。「そこで見て感じ学んだものを活動の中に生かしています」
 
国内外で公演活動
 田植え踊りや盆踊り─。「民族舞踊聚(しゅう)団NIPPON」=豊島区=は、各地の民衆の踊りを“演じる”プロ集団だ。代表の望月登喜子さん(60) は「生き抜くエネルギーに満ちた踊りを、世界中に紹介したい」と話す。2007年11月、タイなどで初の海外公演を成功させ、08年春から公演活動を本格化させる。国内の民族舞踊団は「本当に少ない」と言うだけに「踊りを通し、わたしたちが日本への共感を広げたい」と意気込みを語る。

 「日タイ修好120周年記念事業〜美しい日本をおどる」。外務省の依頼を受けタイを訪れた「民族舞踊聚団NIPPON」の団員は、各地の田植え踊りを基にした「日本人の田植え踊り」など11もの踊りを披露した。両国の民族舞踊を教え合い、一緒に阿波踊りや盆踊りも。ラオスにも足を延ばし同様の交流。望月さんは「爆発的成功でした」と感動の余韻をかみしめる。

 「言葉は通じなくても『同じアジアの友人』と共感し合えた。踊りの力は、やっぱりすごい」

  望月さんはもともと日本舞踊家。高校生で西川流師範になったが「型にとらわれず自由に表現したい」との思いを募らせ24歳の時、舞踊集団「菊の会」=畑道代代表=の発足メンバーに名を連ねた。日本の民族舞踊に接し「社会のすそ野に生きる人々の憤り、たくましさを感じた。洗練された舞踊にないパワーに圧倒されました」と現在の活動の原点を振り返る。

「双子の妹の分も生きる」
 笠智衆や寺尾聰が出演した黒澤明監督の映画「夢」(90年)で、舞踊指導をするなど実績を挙げ92年、舞台制作プロデューサーに転向した。「1日16時間踊った時期もありました。踊りと結婚したようなもの」と言うだけに「自分が『これだ』と感じたものを徹底して追究したかった」と話す。

 
タイの人と一緒に盆踊り
  「民族舞踊聚団NIPPON」の団員たちは、ステージで踊った翌日、現地の人たちと盆踊りを一緒に踊り交流した=タイ・チェンマイ、2007年11月
全国巡り直接習う
 演出家の布施谷貞雄さん(65)=(株)サンプロデュース代表取締役=とともに、歌手の井沢八郎が出演したコンサート「ああ上野駅物語」などを手掛けた望月さん。東南アジア各国の民族舞踊団を招いた公演にも携わった。「日本の民族舞踊も、世界の人たちに知ってもらえれば」と「聚団NIPPON」を立ち上げたのは04年6月。全国を回り、鬼剣舞(岩手)や八木節(群馬)、綾子舞(新潟)、麦屋節(富山)、傘踊り(鳥取)などを直接教わった。

 団員は20歳代を中心に25人ほど。多くは日本舞踊やジャズダンス、クラシックバレエなどのプロだ。団の運営や若い踊り手の助言にあたる望月さんは「(民族舞踊の)所作の多くは単純」と言う一方「土地の人間がまとっている生活感、すごみに迫るのは難しい」とも語る。団員の意見や感性を取り入れて、踊りをアレンジし芸術性を高めるが、「肝心の生活感を損なわないよう、いじり過ぎないよう気を付けています」。

 望月さんは民族舞踊を、能や狂言、歌舞伎といった伝統芸能の“ルーツ”と指摘する。「それなのに日本では庶民の踊りが低く見られている。悔しいです」。これまでも都内のイベントなどに参加したが、「ことしは国内でも活動の場を広げます。いつの日か東京に民族舞踊の劇場ができれば…」と夢を語る。

根っからの庶民
 タイとラオスでは「(日本は)計算高い“お金の国”、大戦での軍隊というマイナスのイメージからくる警戒心が解けるのを実感した」と話す。豊作祈願の踊りを見た米国の知人から「日本への親しみが増した。今度はアメリカで公演して」と口説かれたとも。

 入谷(台東区)に生まれ「根っからの庶民」と自らを語る望月さんは、双子の姉だった。「たぶん一卵性双生児」という妹は、2歳のとき病気で急死。望月さんもそのころ結核に侵され歩けなくなった。両親が日本舞踊の師匠だった叔母に相談したのが、踊りとの出合いにつながったという。

 定年世代に入ってからの取り組みは「人様から『無謀』と言われることもある」と笑うが「わたしは妹の分も、2人分の命を生きているつもり」。穏やかな笑顔の中に、揺るがない意志をのぞかせた。


「民族舞踊聚団NIPPON」
お問い合わせ:事務局(株)サンプロデュース TEL:03-3915-4621

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