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  東京版 平成20年3月下旬号  
映画“主演”の俳優犬を育成  ドッグトレーナー/宮忠臣さん

「犬と私の10の約束」で出演したゴールデンレトリバーと宮さん
 
「犬を見る目」が大切
 「私を信じてください。それだけで私は幸せです」「私にたくさん話しかけてください。人の言葉は話せないけど、わかっています」「私は10年くらいしか生きられません。だから、できるだけ私と一緒にいてください」…。世界中でブームを呼んだ短編詩「犬の10戒」(作者不詳)を基に映画化された感動作「犬と私の10の約束」。同作で“主役”を演じるゴールデンレトリバーを俳優犬に育て上げたのはドッグトレーナーの宮忠臣 (みや・ただおみ) さん (63) だ。「基本的には3〜4カ月かけて基礎訓練をします。(今回は) 話があってから撮影期間まで短かったので大変でしたが、この仕事の大切なことは撮影に適した犬をいかに探すかということです」。犬を見る目が一番の仕事、と宮さんは犬の頭をなでながら優しく語る。

「犬を見る目」が大切
 宮さんはサラリーマンを1年経験したが、「自分には向いていないなと思っていた時、犬の訓練を見てこれだと思いました。トレーナーがシェパードを自在に動かしているのが格好よく見えました」。以来警察犬の訓練士として活躍してきた一方で映像の仕事も少しずつこなしてきた。1983 (昭和58) 年に参加した「南極物語」が長期の撮影となり、この映画がきっかけとなって本格的に映画の仕事に入った。

訓練は短時間で
 「ハチ公物語」「マリリンに逢いたい」「仔鹿物語」「クイール」「子ぎつねヘレン」「マリと子犬の物語」など日本を代表する動物映画を数多く手掛けてきた。訓練の基本は警察犬と同じ。その後で演技指導に入る。教えた以上のことを要求するために俳優犬はいい犬でなければならない。

 「映画の撮影中も、常に犬の前にいて指示を出します」と話す宮さん。その時、犬の目線がトレーナーを見ているようだと失敗という。

 「今回の映画では、犬が普段の生活の中に何気なくいるような場面が多く、この点が苦労しました。自然に見えることが大事で走らせたりする方が楽なのですがね。訓練では集中力を養うため、短い時間にしないと犬に負担がかかってかわいそう。わたしが犬と真剣に向き合っているのは10分ほど。よく30分以上も教えたりしている場面を見ますが犬が飽きるのですよ」。宮さんは教えた後、大いに犬と遊んで喜ばす。

 人に迷惑をかけないようしつけは大事。「知らない人が来れば犬がほえるのは当たり前。これを止めさせるしつけはしないとね。教える時しかりながらすると犬がだめになります。長い期間でゆっくりとしてください」と語る。

俳優との交流大事
 俳優と犬の関係では、撮影に入る前に犬と一定の時間一緒にいてもらうことが必要だというが「今回は (主演の) 田中麗奈さんが忙しくて撮影に入る前に犬と接することができなかった。これをどうクリアしていくかが課題でした。しかし田中さんも犬を飼っていて接し方は十分に慣れていたのであとは撮影中、常に一緒にいてもらいました」と宮さん。

 「『ハチ公物語』では仲代達矢さんが僕の家に1カ月通って犬と散歩しました。日本犬は懐きにくいのですが仲代さんは熱心に取り組んでくれました。また『ドン松五郎の生活』では西村知美ちゃんがデビュー作とあって自分の演技で精いっぱい。犬ともうまくいかず僕の家に泊まりこんで小屋の掃除から犬の世話までした結果、何も指示しなくても済むようになりました」と話す。撮影前の準備が重要だという。

 撮影の犬は、種類が決まっている時は専門に繁殖している訓練所を訪ねるが、雑種は保健所に行って探す。処分される前の犬で、1時間くらい動きを見て決めるという。

「癒やし」の活動も
 宮さんはかつて東京に住んでいたが「南極物語」のタロ、ジロが訓練を受けた稚内に生活のベースを移し、必要があれば東京に出てくる生活。「稚内市動物ふれあいランド」の所長でもある宮さん。撮影後の犬はすべてここで育てられている。

 犬には人を癒やす力があることから宮さんはセラピードッグの活動も行う。「老人ホームや幼稚園に出掛けて犬に触れてもらいます。老人ホームでは以前犬を飼っていた人が犬に触れて大喜びです。そこで“回転”などの一発芸をすると涙を流して感激してくれます。これはずっと続けないといけないかなと思っています」

 犬の立場に立って、十分な愛情を注ぎながら犬と接する宮さん。これからも有名な俳優犬を育てていくのだろう。


『犬と私の10の約束』
監督:本木克英
出演:田中麗奈、加瀬亮、福田麻由子、布施明、高島礼子、豊川悦司
上映時間:117分
丸の内ピカデリー2(TEL:03-3201-2881)ほかで全国上映
HP:http://www.inu10.jp/(外部サイト)

北海道・函館で暮らす14歳の少女、あかりの家に1匹の子犬がやってきた。前足の片方だけが靴下をはいたように白いゴールデンレトリバーに、あかりは “ソックス”と名前を付ける。母はあかりに、犬を飼うときには、犬と「10の約束」をしなければならないと教えてくれた。その約束を交わした瞬間から、あかりとソックスは一緒に大人への道を歩き始める。
母の急死、父の突然の辞職、初恋、あこがれの仕事、初めての独り暮らし、恋人の事故…。どんな時も、ずっと、そばにいて励ましてくれたのはソックスだった─。

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