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  東京版 平成20年6月下旬号  
還暦は出発点 新しい“色”を  タレント・俳優・歌手/井上順さん

「何歳になっても楽しいことはいっぱいある」と朗らかな井上さん。「考えているだけでなく実行しないと。“DO”が大切」
 
 10代から芸能界の第一線に立つ井上順さん(61)は「還暦を新たな“出発点”にしました」と深みと張りのある声で言葉を継ぐ。音楽から司会、演劇と活躍の場を広げてきたが、「経験を糧に、これから出す“色”もいっぱいある」。7、8月の舞台「ウエディング・ママ 愛に年齢はいらない…」では、早くから認め合ってきた木の実ナナとの共演とあって「見た人がスキップして帰りたくなるような芝居をお見せできそうです」と話す。

7月からの舞台に意欲
 16歳の時「ザ・スパイダース」の一員となり、堺正章とともにボーカルを務めた井上さん。渋谷に生まれ育ち「プロになったのはたまたま」と控え目に語るが、音楽の枠を超えた「オールラウンドプレーヤー」としての活動は、世代の枠を超えておなじみだ。

 歌ありダンスありの舞台「ウエディング・ママ」は、シニアの恋愛と家族の愛情を描いた物語。傑作コメディーの旗手といわれる脚本家、福島三郎と食事をした時「ぼくのアイデアも聞いてもらい、いいホン(脚本)ができると確信した」と言う。

 「ウエディング・ママ」は木の実演じるフィリスが、3人の子どものいるニューヨークに引っ越して来る知らせから幕を開ける。快活だが口の悪いフィリスとの再会を前に「ママの世話なんか真っ平」とあわてる姉・妹・弟。あわよくば自分たちも援助してもらおうと、母親の「玉の輿(こし)作戦」を企てるが、フィリスと意気投合した熟年男性モンティーはどうも“うさんくさい”─。

 そのモンティー役が井上さん。モンティーの人物像を「失敗から学び、大人になってからも成長している人」と言い表す。

 複数の結婚相手候補らを交え二転三転するストーリー。子どもたちは想像を超える母親の活躍を目の当たりにし、本当の幸せ、愛を信じる力に気付いていく。そしてフィリスとモンティーらの恋の行方は─。

「一番大切なのは感謝」
 井上さんは年を重ねてからの恋愛について「自分の気持ちを押し付けない、相手をおもんばかった行動が大人の愛の形」と語る。演技を通し「愛する心を持ち続ける素晴らしさを表現したい」。その一方、遊び心に富んだモンティーは井上さんの素顔に重なるとあって、「若い人以上に(気持ちが)“はねてる”感じも伝えたい」と笑う。

 演出家や役者、歌手などを目指す集まり「野獣会」に13歳で入った直後から木の実を知っている井上さん。「ナナちゃんは性格が“まんまる”。とにかく手を抜かない」と評価するだけに「自分も100%の力を出し切っていく」と意欲的だ。ステージで「お客さんの目の輝きを感じた時が最高の気分」と言う井上さんは「演じた後、自分もスキップしたくなるような予感がします」と声を弾ませる。

大先輩からの刺激
 歌手や俳優、バラエティー出演、音楽番組の司会…。デビューから50年近くたつが「やり遂げたと思った時はない。足りない部分はまだまだある」と旺盛な向上心は健在だ。

 仕事の現場では年長者、先輩格になる機会が増えたが「若い人をつかまえ諭すようなことはしない」と言う。「ぼく自身は多くの先輩方の姿から、今も“いい影響”を受けている」。例えば88歳の森光子。森が出演する舞台「放浪記」を何十回も見ているが「森さんは見るたびに新しいトライをしている。すごい刺激」と言葉に力を込める。

 井上さんは今、真っ先に思い浮かべる言葉に「感謝」を挙げた。両親や先輩たちだけでなく直接話したことのないファンにも「育ててもらってきた」。笑顔で自らのヒット曲「お世話になりました」を口ずさんだ。「これからもお世話になります」


  『ウエディング・ママ 愛に年齢はいらない…』
期間:7月25日(金)〜8月4日(月)
場所:世田谷パブリックシアター(東急田園都市線三軒茶屋駅直結)で。全15回公演。
料金:S席9000円、A席7500円(全席指定)。上演時間は日によって異なる。
チケット予約・問い合わせ:劇場チケットセンターTEL03-5432-1515

原作:オリビア・ゴールドスミス
脚本:福島三郎
演出:宮田慶子
出演:木の実ナナ、香寿たつき、鷲尾真知子、田中健、尾藤イサオ、井上順

HP:ウエディング・ママ(外部サイト)

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