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  東京版 平成21年6月上旬号  
国境を超えファッション交流  「アジアの風21」代表/小林栄子さん

“スタイリスト兼演出家”の小林さんは25年の付き合いという地元の主婦仲間7人とショーをまとめる。「肩書はアマチュアでも、実力と経験は本物。海外から、日本のアーティストメンバーはすごいといわれるほどです」と笑みを見せる
 
   
 国境や世代を超えた“ファッション交流”を─。国際文化交流団体「アジアの風21」は町田市や相模原市などに住む主婦を中心とした市民グループだ。リメーク衣装や素人モデルによるファッションショーを通して、「きもの文化のルーツや多様性を紹介し、各国の伝統衣装と融合したい」と話すのは代表の小林栄子さん(60)。「夢はシルバー世代による国際交流」と目を輝かせながらも「ショーをきっかけに凛(りん)とした生き方を見つけることが大事」。華やかな見かけの変身の先に“心の装い”を見据えている。

「主婦の力結集」
 「現地の新聞やテレビで特集されるほどの大盛況」。2008年10月、トルコ、イタリア両国で行われた国際文化交流ファッションショー「天空4」の興奮を小林さんは振り返る。

 ネパール、ルクセンブルクに続く海外公演は、“時代きもの”やきものの創作ドレス、舞子によるファッションショー。公演の音楽や踊りはプロが手弁当で支えた。モデルや裏方など関係者の多くはアマチュアながら、ショー“初体験”のメンバーが大活躍。70代の理容師2人が着付けから日本髪のセットまで手早く仕上げれば、近所の大学生を“舞子”に誘った小林さんは「堂々としたモデルっぷり。かえって素人の方が、思い切りがいい」。

“きもの”の可能性示す
 「やりたいことは自分でやる。押しが強い性格」。宮城県出身の小林さんは奄美島唄の歌い手・朝崎郁恵さんの衣装などを手がけるコスチュームデザイナーだ。上京後、大手生地メーカーなどでデザイナーとしてキャリアを積み重ね、出産を機にフリーに。育児に集中するため一時は仕事を離れたが、程なく近所の主婦仲間を集めて料理教室を企画、「地域の話題や主婦の興味を直接耳で聞いた」。

 39歳の時、同世代の主婦を主役とした参加型のファッションショーを開始。手づくりの舞台や素人のモデル…。「素人ならではの新鮮さと真剣さを実感した」と小林さん。サークルの規模もすぐに300人に増え、翌年以降も公演を続けてきた。

 
「天空4」の様子。衣装は子ども用のきもの、タイシルク、留め袖の一部を利用したもの
“初演”はネパール
 「(主婦の)エネルギーの大きさを集約したい」と考えていた小林さん。00年、1人のネパール人青年との出会いを通して“ファッションを切り口にした国際交流”を思いついた。衣装、音楽、舞踊の融合した舞台公演を考えたという。「素人とはいえ、文化交流は国の看板を背負うもの」と思っていた小林さんたちは外務省の元へ。公演の承諾と支援を求めて何度も交渉を重ね、01年、日本とネパールの文化交流が実現した。貧富の差が激しいネパールではチャリティーとして協力することが交流の柱に。高地で暮らす心臓病の子どもの治療費や教師を育成する費用…。カトマンズではろうあ者への支援を呼びかけた。

 きもの文化の大切さを感じたのもネパールとの交流から。西洋文化が浸透し、民族衣装をほとんど着なくなってしまったネパールの人々…。「ルーツである民族衣装の認知と保護を呼びかけて、新しい文化を取り入れる多様性も訴えたい」という「アジアの風21」の方向性が見えてきた。

交流は「提案型」
 「きものは日本人の“手”を使い尽くした伝統衣装。染め、織り、刺しゅうなど天然素材ならではの魅力があり生地としても活用できる」。きものの多様性を語る小林さん自身、きもの生地で作った服を着る。交流先では衣装のルーツ紹介にとどまらず、これから衣装がどのように変われるのかまで踏み込む。

 「舞台が分かりやすくて、新しい日本文化が感じられる」と交流先で評判なのも「国際交流は押し付けではなく、提案型が大事」という自負があるからだ。

 きものの新たな可能性を具体的な形で表現すると、「現地にきもの同好会ができた」と小林さんは笑う。ファッション交流を通して感じるのは、「海外の高齢者はおしゃれで凛としていて、自分の人生を楽しむすべを知っていること」だという。

シルバーを支援
 「アジアの風21」はシルバー世代への支援にも力を注ぐ。7月には58歳以上の男女が参加する「ミラクルエイジファッションショー(00年〜)」も開催。現在、けいこの真っ最中。ショーには美容学校の学生が裏方として参加する。同じ目的に向かい、約30人のシニアモデルがどんな輝きを見せるか楽しみだ。

 「いくつになっても目的を持ち、必要とされる存在であることを実感してほしい」。これがショーを続ける小林さんの理由だ。とはいえ、華やかなショーの瞬間にだけ満足していてはだめという思いもある。「『変わりたい、何かを見つけたい』。ショーに参加したときの動機を真剣に考えて、次の行動に移していくことが大事です」

「ミラクルエイジファッションショー」
7月7日(火)、グリーンホール相模大野(小田急線相模大野駅徒歩4分)多目的ホールで。開演は午後2時、同4時(2回公演)。テーマは「夏のさわやかでさっそうとした装い」。各回定員200人。入場無料だが、整理券が必要(要予約)

問い合わせ:大瀧TEL090-9008-8575

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