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  東京版 平成21年8月下旬号  
「ベンチャーズ」結成50周年  ベンチャーズ

「日本の変化も47年間見てきた」と話すドン・ウィルソンさん(右)と、リオン・テイラーさん。ページ下の「Now」で始まる英文は、ドンさんが日本のファンに寄せてくれたメッセージ
 
   
 「ベンチャーズ」結成50周年─。日本に空前のエレキ・ブームを巻き起こした彼らが今夏、記念の来日ツアーを行っている。“ロック創成期”の日本に大きな影響を与えた“テケテケ・サウンド”は今も健在。リーダーのドン・ウィルソンさん(76)は、「日本と日本のファンが大好き」と話す。「これからも新しいチャレンジを続けます」。陽気に言葉を継ぐドンさんと、ドラムのリオン・テイラーさん(53)に今の思いを聞いた。

「日本が大好き」
 「50年はあっという間だった」。ドンさんは快活に笑う。シアトル(アメリカ)でボブ・ボーグルと出会い、バンドを組んだのは1958年。59年、「ベンチャーズ」の名でレコード・デビューした。

 2枚目のシングル「ウォーク・ドント・ラン」(60年)は全米2位の大ヒット。エレキ・ギターの音を前面に出したアレンジで、「それ以降、インストゥルメンタル(歌の入らない楽曲)中心の音楽活動になった」とドンさんは話す。

ベンチャーズは“家族”
 その後、メンバーを加え、エレキ・ギターとベース、ドラムを主体とした軽やかでスピード感のあるサウンドを築いたベンチャーズ。「パイプライン」(63年)など、今はスタンダード・ナンバーとなったカバー曲やオリジナル曲を発表した。

 62年の初来日時は、「誰もぼくたちを知らなかった」とドンさん。しかし、「ダイアモンド・ヘッド」(64年)などが、日本に社会現象とまでいわれたエレキ・ブームを巻き起こした。65年の再来日では「空港にファンが5000人も来た」とドンさんは笑顔を見せる。来日ツアーは今夏で58回目。コンサートは2300回以上に上るが、「キャンセルは一度もない」と誇らしげに話す。96年の来日では、ドラムのメル・テイラーが肺がんで倒れ、2カ月後に死去する悲劇に遭ったが、代役を立てステージを務めた。リオンさんはメルの長男。聴衆を沸かせるドラム・ソロを見せた父親から後を託されただけに、「毎日、父の姿を思い返す」と言う。

 “テケテケ・サウンド”の印象が強いベンチャーズだが、「カントリーやハード・ロックも。ぼくたちの音楽性は幅広い」とリオンさんは強調する。60年代後半から日本の歌謡曲も作曲し、「ベンチャーズ歌謡」といわれる数々の流行曲を生んだ。「二人の銀座」(66年)、「京都の恋」(70年)、「雨の御堂筋」(71年)…。「歌うのも好きなんだ」とドンさんは話す。08年、エルビス・プレスリー、ビートルズなどが名を連ねる「ロックの殿堂」入りを果たしたが、「新しい曲作り、スタンダードの再アレンジ…。今も新しいことに挑んでいる」。日本語の冗談を交えるドンさんと、控えめで誠実に言葉を選ぶリオンさん。2人は「ぼくたちは実の親子のよう」と口をそろえる。

 世界各国にファンを持つが、とりわけ日本での人気が高い。「至る所にぼくたちの曲を演奏するバンドがある」とドンさん。日本のファンにのメッセージを書いてくれた。

悲しみを超える
 ことし6月、ドンさんとともにベンチャーズを作ったボブ・ボーグルがリンパ腫のため死去した。「51年間、口論したことがなかった」というドンさんは、「とても寂しい」と声を落とす。しかし「ベンチャーズは自分にとって家族同然。メルやボブとお別れしてもリオンたちが一緒」と語る。「ファンの応援がある限り、ぼくたちに“定年”はない。これからもチャレンジです」


ドン・ウィルソンさんのメッセージ(日本語訳)
ことし、2009年は50周年の年です。今までの長い間、サポートしてくださったファンの皆さまに感謝を述べたいと思います。わたしたちは、これからも日本に来続けます。この国が大好きですから。

 
ベンチャーズ
結成50周年記念ジャパン・ツアー<中野サンプラザ公演>


日時:9月6日(日)午後4時開演 ※ジャパン・ツアーは9月29日(火)まで。
場所:中野サンプラザ(JR中野駅徒歩1分)ホール
料金:全席指定S席6000円、A席5500円
問い合わせ:M&IカンパニーTEL03-5453-8899
HP:http://www.mandicompany.co.jp/(外部サイト)

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