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  東京版 平成22年3月下旬号  
「日本のうた」の詩の情景を歌う  声楽家/鮫島有美子さん

ウィーン暮らしの鮫島さんの日本での楽しみは5年前から始めた社交ダンス。「歌と同じで、すてきな瞬間が味わえる」とレッスンに通っている
 
   
 声楽家の鮫島有美子さん(58)が25年前に発表したアルバム「日本のうた」。これまでLPレコードやカセットテープ、CDで85万枚以上を売り上げ、ロングセラーとなっている。その鮫島さんが今年春、久しぶりに日本でのコンサートを行う。「この道」、「ここに幸あり」…。日本で長く親しまれてきた歌の数々。今では鮫島さん自身のライフワークとなった日本の歌に描かれた“詩”の情景が再び日本人の心によみがえる。

 27日(土)の東京を皮切りに札幌、西宮(兵庫県)と3都市で行う今回のコンサートでは鮫島さん自身が選曲した歌を披露する。アルバム「日本のうた」で最初に流れる「この道」、子どものころ、ラジオから流れる雪村いづみの歌声でよく聞いた「約束」、夫でオーストリア人のピアノ伴奏者、H・ドイチュさん(64)が強く推した「ここに幸あり」…。どれも思い出の詰まった曲ばかりだ。

 日本の歌を歌い始めて25年、当初はアルバムに吹き込んだ曲しか歌えなかった鮫島さんだが、今ではレパートリーが増え、数カ月悩んだ末の選曲だという。「時代を超えていつまでも心に残る、わたしの大好きな曲を選びました」と張り切る

基本反復し不調を克服
 1952年生まれで東京都出身の鮫島さんは、東京芸術大学声楽科卒、同大大学院を修了した後、23歳で二期会のオペラ公演「オテロ」のデズデーモナ役で主役デビュー。その後、ドイツ政府奨学生としてベルリン音楽大学に留学して、名ソプラノといわれたエリザベート・グリュンマーに師事、82年からドイツ・ウルム歌劇場の専属歌手として数々の大役を演じてきた。

初めは戸惑う
 そんな鮫島さんに「日本のうた」と題したアルバム制作の話が舞い込んだのが31歳の時。曲は学校で歌った記憶はあったが、大学などで一度も日本語で歌う指導を受けたことがなかった鮫島さんは、「なぜ、わたしに…」と戸惑ったという。その後、制作したコロムビア社内で企画募集があった際、かつて学生の時に鮫島さんの歌を聞いていた社員が、鮫島さんの「日本のうた」を企画提案したため、と分かった。

 発売されたアルバムは大反響を呼び、曲を聞いた人たちから「邪魔にならない」「日本語がきれいに聞こえる」と好評を博した。

 その後、日本の代表的なオペラ「夕鶴」のつうを演じるなどオペラで活躍する一方、日本の歌をテーマにしたコンサート活動を日本や海外で数多く行い、今では日本の歌の第一人者といわれるまでに。昨年、天皇陛下在位20年記念式典で「野菊」などを歌う姿は全国に生中継された。

 今でも舞台に上がる前は「足が震える」とナイーブさをうかがわせる鮫島さん。コンサートでいつも目標にしているのは、観客に詩の世界を一幅の絵や自分の感情として伝えていくことだ。「歌はドラマ」と考える鮫島さんは、詩の情景を“自分の言葉”で描いて、詩の中の人物の世界を演じる。

 「コンサートの出来栄えに100%満足することは絶対ないが、それに少しでも近づけたい」という鮫島さんにとって一番つらいのが、「舞台で詩の世界を十分に表現できなかった時」。これまでスランプに陥るたびに、基本に立ち返って練習することで乗り越えてきた。夫・ドイチュさんの支えがあってのことだ。

ベストCD発売
 鮫島さんにとって今年は「日本のうた」でレコードデビューして25周年になる節目。このほどコロムビアミュージックエンタテインメントからCD5枚プラスDVDのベスト愛唱歌集「鮫島有美子がうたう 日本のうた・世界のうた100」もリリースされた。

 今もウィーンに定住する一方で、日本での活動もシニアの音楽イベントでの審査員を務めたり、大学で教えたりと歌以外でも増えてきた。だが、鮫島さんは「歌」にこだわる。

 歌の源が外国か日本かは関係なく、日本で、そして日本語で愛されてきたものが“日本の歌”だとすれば、「それを聞いていらっしゃる方が、自分の世界を歌の中に生み出せるように、詩の世界を渡していきたい」と鮫島さん。「この道」を歩き続ける。


コロムビアミュージックエンタテインメント
 
♪鮫島有美子 日本の歌
 ~心のうた あの頃のうた~

 27日(土)午後2時開演、東京オペラシティコンサートホール(京王新線初台駅東口徒歩5分)で。
 ソプラノ:鮫島有美子、ピアノ/指揮:ヘルムート・ドイチュ、アンサンブル・アディ(吉井雅子、岡田恵子ほか)
 A席5500円〜C席3500円。問い合わせはジャパン・アーツぴあTEL03・5237・7711

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