定年時代
定年時代はアクティブなシニア世代の情報紙
ASA(朝日新聞販売所)からお届けしています
会社概要 媒体資料 送稿マニュアル
広告のお申し込み イベント お問い合わせ
個人情報保護方針 サイトマップ  
HP更新日 → 新聞発行日の翌々日(水曜日)
新聞発行日 → 第1月曜日:東京/埼玉/千葉/横浜・川崎/茨城
  第3月曜日:東京
トップ 東京版 埼玉版 千葉版 横浜・川崎版 茨城 高齢者施設 プレゼント
旅行 | おすすめ特選ツアー | 趣味 | 相談 |  | 仕事 | 学ぶ | これは便利これは楽々 | リンク | インフォメーション
定年時代
 
  東京版 平成23年3月下旬号  
「緊張感ないと老けちゃう」  映画初主演の高田純次さん

映画「ホームカミング」のロケの大部分は、住民の協力を得て町田市成瀬台で行われた。以前、この近くに7年程住んでいたという高田さんは「何年かぶりに帰ってきたような気持ちで撮影に臨めた」と話す
 還暦を過ぎて映画初主演—。高田純次さん(64)は公開中の映画「ホームカミング」で、定年直後の元サラリーマンを演じた。寂しさや焦り、喜びを織り込んだ“ほっこり人情喜劇”。高齢化が進むニュータウンの町おこしに乗り出す主人公役を通し、「人は、いい意味での緊張感がないと老けちゃうとあらためて感じた」。自身は「仕事に恵まれ緊張感を保っている」と話す。バラエティー番組での軽妙さとは一味違う“役者の顔”ものぞかせる。「チャレンジを続け、演技の幅を広げたい」

“定年直後”演じる
 高田さんのタレント・俳優人生は“遅咲き”だ。テレビ番組で広く名が知られるようになったのは30代半ば。20代の一時期は、役者を続けることをあきらめ、サラリーマン生活を送っている。「あのまま勤めていたら僕も今、(65歳の)定年間近だった」。商社を退職するまで仕事人間だったという「ホームカミング」の役柄は、「自分と縁のない人物とは思えなかった」。

 調布市に生まれ、高校卒業後、東京デザイナー学院に進んだ高田さん。「イラストレーターになりたかった」と言うが、劇団「自由劇場」の舞台を見て、衝撃を受けた。「すごい世界がある、と…」

「テレビと違う印象を」
 自由劇場の研究生を経て、イッセー尾形らと劇団を立ち上げた。しかし「食っていけず10カ月程で解散した」。26歳の時、宝飾デザイナーとして宝石販売会社に就職した。

 その4年後、飲みに行った店で偶然、自由劇場で一緒だった柄本明、ベンガルらと再会した。柄本らの「劇団東京乾電池」に加わったのは30歳の時。「(役者に戻る)最後のチャンスと思った」と振り返る。稽古の後、工事現場で働き、家族の生活費を稼いだ。「劇団で月20万円の収入があると言われたけど“冗談ポイ”だよ。月1万円(笑)」。苦労話でも語り口が重くなることは決してない。

 そんな高田さんを一躍有名にしたのが、80〜82年の「笑ってる場合ですよ!」(フジテレビ)だった。時事コントを披露し、「番組の中で一番高い視聴率を取った」。85年〜96年の11年間は、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(日本テレビ)で笑いを巻き起こすリポーターを務め、「ようやく顔と名が(視聴者に)定着した気がした」と言う。現在も仕事の8〜9割はバラエティー。機転の利いた受け答えやユーモアたっぷりのしぐさは、60代の今も変わらない。「適当論」(06年)、「適当日記」(08年)などの著書もヒットさせ、「適当というイメージが一人歩きしているかな。普段も“いい加減”と思われている」と笑い飛ばす。

町田市が“舞台”
 テレビドラマや映画では、幅広い役を演じ分ける。「実際に演じていないと演技の“間”を忘れてしまう」と、多忙な中でも俳優の仕事を休まない。初主演となる映画「ホームカミング」の出演依頼には、「願ってもない話と興奮した」。「ウルトラマン」(66〜67年、TBS)や「金曜日の妻たちへ」(83年、TBS)などで、数々の社会現象を生んだ飯島敏宏監督の書き下ろしとあって、「せりふの流れを止めないよう、アドリブは自重した」と話す。「バラエティーと同じ“お調子者”をやっても、インパクトは弱いと思ったしね」

 映画の舞台は、飯島監督自身が住む町田市成瀬台のニュータウンをモデルにした「虹の丘タウン」。高田さん演じる61歳の鴇田(ときた)が暮らす町は、平均年齢68歳の“老人街”と化していた。さまざまな“珍騒動”に巻き込まれながらも、鴇田は同世代の仲間と一緒に、地元のお祭り復活に向け立ち上がる—。

 高田さんは鴇田の人物像を「どっちかといえば真面目で平凡な人」と評する。「主演と気負わず、努めて普通に演じた」。地域活動に打ち込み住民同士の絆を強める鴇田たちの姿は、「同世代への応援メッセージになるのでは…」と声を弾ませる。

「悪人役やりたい」
 高田さんは、大企業に勤めていた父親が55歳で定年退職した後、「急激に老けちゃった」と明かす。「鴇田のように夢中になれるものを持たないとセカンドライフは厳しいね」。自らが夢中になれるものとして、「いろんな役への挑戦」を挙げた。「悪人役はぜひやりたい」。映画・無責任シリーズの植木等を連想させる活躍から、親しみを込めて、「平成の無責任男」と呼ばれることもある。「植木さんは際立った存在。目標というのは恐れ多い」。とはいえ、全く意識しないわけでもない。「目指す形は(植木に)すごくある。少しでも近づけたらうれしいね」


(C)ホームカミング製作委員会
「ホームカミング」 日本映画
 監督:飯島敏宏、出演:高田純次、高橋惠子、麗奈、秋野太作、黒部進、森次晃嗣、林隆三、竜雷太ほか。105分。109シネマズグランベリーモール(TEL.0570・012・109)ほかで上映中。

ポイントページの先頭へ
東京版
最新号
→ 令和3年過去の記事一覧
→ 令和2年過去の記事一覧
→ 令和元年過去の記事一覧
→ 平成31年過去の記事一覧
→ 平成30年過去の記事一覧
→ 平成29年過去の記事一覧
→ 平成28年過去の記事一覧
→ 平成27年過去の記事一覧
→ 平成26年過去の記事一覧
→ 平成25年過去の記事一覧
→ 平成24年過去の記事一覧
→ 平成23年過去の記事一覧
平成22年過去の記事一覧
平成21年過去の記事一覧
平成20年過去の記事一覧
平成19年過去の記事一覧
   
定年時代読者のためのおすすめ特選ツアー
 
 
定年時代
トップ | 会社概要 | 媒体資料 | 送稿マニュアル | 広告のお申し込み | イベント | お問い合わせ | 個人情報保護方針 | サイトマップ
当ホームページに掲載されている全ての文章、写真、イラスト等の無断複製・転載を禁じます。
Copyright Shimbun Hensyu Center Company. ALLrights reserved.