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  東京版 平成23年9月下旬号  
“介護の今”をミュージカルに  中尾ミエさん

1961年のテレビ・ラジオ出演から、ことしデビュー50周年を迎える中尾ミエさん。特別なイベントなどは予定していない。「50年も通過点の一つ。過去に浸るより“今”を生きるのに全力投球です」
公演を自らプロデュース
 “介護の今”をミュージカルに—。この秋、上演される「ヘルパーズ〜あなたがいる風景〜」は、主演の中尾ミエさん(65)自らがプロデュースする作品だ。「明るくユーモアたっぷりの内容です」。2008年の初演以降、公演を重ねる中、「私自身、障害者や高齢者への接し方が変わってきた」と話す。今は各地の福祉施設に足を運び、ボランティア活動にも力を注ぐ。「そうした経験を通して視野が広がる。それが仕事にも反映していく」と笑みを見せる。

 華やかな歌のショーで幕を開ける「ヘルパーズ」。中尾さん演じる主人公は、芸能界で長年活躍する大物タレントだ。あるきっかけからヘルパーの養成学校に通い始めるが、そこには思いもよらぬ出会いと出来事が待ち受けていた—。

 主人公のモデルは中尾さん自身。ほぼ20年間、仕事を共にしている音楽家・山口健一郎の作とあって「(主人公は)確かに私と似ている」とほほ笑む。「ちょっと毒舌なところもね」。介護福祉士の資格を持つ山口には介護現場で働いた経験があるだけに、中尾さんは「芝居のもとは全て実話。下手な作り話にはない真実味がある」と力を込める。

 福岡県小倉市(現・北九州市)に生まれたが10歳の時、父親の事業の失敗を機に家族8人で上京した。歌手になったのは「生活のため」。デビュー翌年の1962(昭和37)年に発売した「可愛いベイビー」は100万枚を売る大ヒットとなった。それでも「歌にダンスにトーク、コントも。(テレビでは)何でもやらされた」。映画や舞台にも若い頃から出演を重ねた。「(歌が)ヒットしなかった頃は女優業の方が多かったかも」。デビュー50周年を迎える今も、活動の領域は幅広い。

「企画は初めて」
 そんな中尾さんでもプロデュースは「ヘルパーズ」が初めてだ。プロデューサーは資金集めや会場探し、配役など、公演全体に責任を負う。「気苦労が絶えず大変」と苦笑するが、「若い人に(舞台の)チャンスを与えたい」という思いが中尾さんを動かしている。山口や演出の本間憲一らに内容を任せたのは、「彼らなら大丈夫という確信があったから」。中尾さんは「芸能界も一般の社会も本質的な違いはない」と断言する。「年月をかけて築いた信頼関係が一番の財産になりますね」

 とはいえ当初、「地味で定着しにくいテーマでは…」という心配はあった。介護現場の実態、制度の矛盾、不治の病の苦悩、老いの葛藤…。「ヘルパーズ」では、そうした問題を真正面から取り上げる。ただ、「歌やダンスを織り交ぜ目いっぱい明るく。せりふの応酬とアクションでも笑わせる」。これまで観賞したヘルパーや難病患者の「元気をもらえた」、「笑って泣いて、心が温かくなった」という“口コミ”が広がり、地方公演も数多く実現した。各地の介護・福祉施設を頻繁に訪ねる中尾さん。スウェーデンの介護施設を見学した際は、「良い意味で『職員に楽をさせる』という思想を強く感じた。日本もそうなれば…」と今は福祉の在り方にも一家言を持つ。障害者の友人も増え、「私の心の中はバリアフリーになったかな。『ヘルパーズ』を通し私自身、人として成長できた」と言葉を継ぐ。

50代から多趣味に
 40代までは“仕事一辺倒”だったが、50歳頃から「心に余裕が生まれ、趣味を楽しんでいる」と話す。水泳は世界マスターズ大会に何度も出場したほど。書や絵画も習う理由は「ずっと先、体が利かなくなってからでも楽しめるでしょ」と率直だ。

 今も一緒にステージに立つ伊東ゆかり、園まりとの「3人娘」で、ボランティア活動も行う。04年の新潟県中越地震後、同県山古志村(現・長岡市)で米作りを始め、銘柄米「三人娘」を商品化するなど、取り組みの息は長い。東日本大震災の後は、「また『3人娘』で震災遺児支援の活動に乗り出している」。

 中尾さんは「人は誰かの役に立っていると実感した時、生きがいを感じられる」と言う。「芸能人でもヘルパーでも、どんな立場の人でもそれは同じ」。外の世界に目を向けない“芸能界どっぷり”を嫌う半面、「やはり私が『役に立っている』と一番思えるのは、エンターテインメントで人を楽しませている時」と語る。そして今、最も生きがいを感じる仕事が「ヘルパーズ」だ。「私のライフワークとして、ずっと続けたいですね」

「ヘルパーズ 〜あなたがいる風景〜」
 11月1日(火)〜6日(日)、銀座博品館劇場(JR新橋駅徒歩3分)で。全6回公演。
 作・音楽:山口健一郎、演出・振付:本間憲一、企画プロデューサー:中尾ミエ、出演:中尾ミエ、松尾伴内、花山佳子、森川由加里ほか。
 全席指定6500円。上演時間などは問い合わせを。同劇場 TEL.03・3571・1003

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