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  東京版 平成24年2月上旬号  
キャサリン・ヘプバーン演じる、初の一人芝居  女優/十朱幸代さん

両足首の手術後、「プールでのウオーキングを続けています」と十朱幸代さん
キャサリン・へプバーンの“独白”
 55年目で初の一人芝居—。女優の十朱幸代さん(69)がこの春、名優キャサリン・へプバーンの独白に挑む。「いろいろな役を演じられてこそ女優です」。若い頃はテレビドラマで“近所のお姉さん”のイメージに合う役が多かったが、映画や舞台出演を重ねる中、演技の幅を広げてきた。そんな十朱さんでも「キャサリンはすごい女優。演じるのは緊張します」と表情を引き締める。「彼女の葛藤、挫折、そして人間としての成熟を感じていただければ…」

 ことし秋、70歳になるとは思えない。清潔感のある穏やかな笑顔…。放映中のNHK連続テレビ小説「カーネーション」で主人公の祖母役を演じた今も、その印象は変わらない。「若々しいと言われると気恥ずかしい」と照れるが、「女優として、ずっと同じイメージでくくられるのは嫌でした」。過去を引きずる女、愛憎に揺れる妻…。自ら望みさまざまな役を演じた意志の強さを持つ半面、「お総菜をささっと作ってスタッフにごちそうする」という気さくさも魅力の“江戸っ子”だ。

 日本橋に生まれた十朱さんの父親は映画「東京物語」(1953年)などに出演し、「名脇役」と呼ばれた十朱久雄。裕福な家庭ではなかったが、「母に連れられいろんなお芝居を見た」と回想する。15歳の時、テレビドラマに初出演。それ以降、ホームドラマを中心に、「親しみやすいお嬢さん」「気立ての良い娘」といった役柄で頻繁に起用された。しかし、「20年間近く似たような役が多くて…、だんだんと欲求不満が募ったかな」。

“未熟と成熟”演じ分ける
 30代半ばから映画で“清純派の殻”を破る役に挑んだ。「震える舌」(80年)で見せた狂気、「魚影の群れ」(83年)や「櫂」(85年)で観客をうならせた性愛と情念…。ブルーリボン賞主演女優賞や日本アカデミー賞主演女優賞(優秀賞)など、数々の賞に輝いた。ただ、「受賞回数とかは忘れちゃった」とほほ笑む。「過去の評価に縛られていては、女優として前に進めないしね」

1年半のブランク
 近年は舞台に活動の軸足を移す。「映像も舞台も演技の基本は同じ。役をどう表現するか、ドラマをどう伝えるかが大切」とよどみない。三島由紀夫作の「近代能楽集〜綾の鼓・弱法師〜」(08年)で2役を演じ分けるなど、舞台でも“挑戦”を求めてきた。「新しい取り組みの中、思わぬ発見をするときもある。おかげで私自身が成長できました」

 十朱さんはかみ締めるように言葉を継ぐ。「それも健康だからできること」。デビューから50年間以上、大きなけがや病気をせず活躍してきたが09年夏、加齢と疲労の蓄積からくる関節の病気のため、両足首の手術を受けた。1年半ほど仕事ができず、「復帰できるかどうか心配になりました」と明かす。

 それだけに復帰後初の主演作となる「キャサリン・へプバーン〜五時のお茶〜」への意気込みは強い。キャサリン・へプバーン(1907〜2003)は、「冬のライオン」(68年)や「黄昏」(81年)などでアカデミー賞(主演女優賞)を史上最多の4回受賞した大女優。私生活を語らず公式の場を避けるなど自立した生き方を貫いた一方、誠実で温かい人柄はハリウッドの俳優たちからも慕われた。十朱さんは「周囲に流されず安易に妥協しなかったからこそ、演技も人間性も高みに行けたのでは…。私にとっても尊敬とあこがれの対象です」と言葉に力を込める。

31歳と76歳
 舞台では31歳と76歳のヘプバーンの独白を演じ分ける。野心にとらわれ孤独や挫折感にさいなまれた“未熟”。静かに老いを受け入れながらも演技者の誇りを失わなかった“成熟”。幼い頃の兄の自殺や公私ともにパートナーだった俳優スペンサー・トレーシーへの思いも語る。微細な表情の変化やしぐさも組み合わせ“キャサリンの素顔”を再現する一人芝居。「重圧を感じる」と言いながらも瞳を輝かせる。「見る人が実際にキャサリンと会い、一緒にお茶を飲んでいる気持ちになってくだされば…」

 十朱さんは「私はキャサリンと違ってまだまだ未完成な女優」と控えめだが、「名優中の名優を演じることで、女優としてまた一歩、前に進みたい」と話す。「何年か後『あれが大きな転機の舞台になった』と心から思えたらうれしいです」

「キャサリン・ヘプバーン 〜五時のお茶〜」
 3月28日(水)〜4月1日(日)、銀座博品館劇場(JR新橋駅徒歩3分)で。全6回公演。
 原作:マシュー・ロウンバード、演出:鵜山仁、出演:十朱幸代。
 全席指定一般7000円、60歳以上6000円(土・日曜日昼公演は一般のみ)。博品館1FチケットパークTEL.03・3571・1003

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