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  東京版 平成25年12月上旬号  
挫折乗り越え、映画監督の夢かなう  「釣りバカ日誌」原作者のやまさき十三さん

イシダイ釣りが好きなやまさきさん。宮崎の釣り仲間の家に釣り道具を一式置き、春と秋には必ず古里に帰るという。「釣りバカ日誌」の“浜ちゃん”を地で行っている
初監督作「あさひるばん」公開中
 累計2500万部以上(単行本)を売り上げている漫画「釣りバカ日誌」(「ビッグコミックオリジナル」小学館)の原作者、やまさき十三さん(72)が初めて監督としてメガホンを取った映画「あさひるばん」が上映中だ。やまさきさんはかつて古里・宮崎の高校で甲子園を目指していたが、故障で野球を断念。その後、映画監督への昇格寸前に映画界を去る、という2度の大きな挫折を経験している。このことから、「思うようにいかないのが人生」と話すやまさきさん。映画監督という夢をかなえた今の心境を聞いた。

 かつて東映で10年間、助監督として「プレイガール」や「柔道一直線」などのテレビ映画を作ってきたやまさきさん。40年ぶりの映画製作現場への復帰となった「あさひるばん」では、やはり「40年のタイムラグは大きい」と感じたという。「分かっていたつもりでしたが、あらためて映画って多くの人が関わって作られるものだな、と思いました」

 宮崎の球場で撮影した夏の高校野球県大会決勝戦のシーンでは地元の人たち1300人がエキストラとして内野スタンドに集まった。「この時は古里の人たちの熱い支援を受けて、これは良い映画を作らないといけないとプレッシャーを感じました」

 古里の人たちへの感謝の言葉も忘れない。「夜中のロケなどでお母さんたちに炊き出しをしてもらったりして、本当にお世話になりました」

球児の経験生かす
 映画は宮崎が舞台。その名字から「あさひるばん」と呼ばれていた高校球児の浅本、日留川、板東の3人は、マネジャーの幸子にほれ込んでいた。甲子園出場まであと一歩のところであえなく敗退してから30年後、3人に幸子の娘から手紙が届く。それを機に再び古里・宮崎に集まり、かつての野球部監督で幸子の父・雷蔵と対決することになるが…。「不惑の年を越えても迷いっぱなしの3人が古里に戻ることで人生をやり直せるような元気をもらった、という物語なんです」とやまさきさん。

 映画と同様にやまさきさんも宮崎で中学、高校と野球をやっていた。中学3年の時はチームのエースとして県大会で優勝、高校(県立宮崎大宮高校)に進んでからも投手を務めた。だが、レギュラー入りを目前にした2年生の時に腰を痛めてしまい、それが原因で野球をやめることに。その後、もともと好きだったという映画をよく見るようになり大学(早稲田大学)卒業後、映画監督になろうと映画界に進む。

 「フリーとして東映と契約し、いろんなテレビ映画を担当しました。10年くらいたってチーフ助監督をやっていた時に当時人気があったテレビ映画『キイハンター』を撮らないかという話があったのです」とやまさきさん。脚本を書き上げて準備していたが、監督昇格直前に労働争議に巻き込まれてその後和解したものの、やまさきさんは東映を退社。

漫画は友人の勧め
 しかし、「人間万事塞翁が馬」。映画監督の道を閉ざされたことが、漫画原作者として活躍するきっかけになるのだから、人生とは面白い。小学館で漫画家の赤塚不二夫の担当だった友人から声がかかり、漫画の原作を手がけることになる。「映画の脚本を書いていたなら漫画の原作もできるだろうと思って」とやまさきさん。漫画の原作を書き始めて3年後に書いた「釣りバカ日誌」が大ヒットする。同作品は、映画としても全22作が製作され、累計2400万人を動員する人気シリーズとなった。

 野球、そして映画で大きな挫折を経験したやまさきさんは、よく若い人たちに「思うようにいかないのが人生。それを学ぶことが大切」と話しているという。「僕自身が思うようにいかなかった人生ですから。でも、人に助けられるという恵まれたところがあったと思うんです」と話す。漫画の原作者になってから実現した映画監督の夢。その映画には、やまさきさんの人生が織り込まれている。


©2013やまさき十三/
「あさひるばん」製作委員会
「あさひるばん」  日本映画
 原作・監督:やまさき十三、出演:國村隼、板尾創路、山寺宏一、桐谷美玲、松平健、西田敏行ほか。110分。

 新宿ピカデリー(Tel.03・5367・1144)ほかで全国公開中。

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