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  東京版 平成26年4月上旬号  
“日本のシンドラー”を一人芝居で表現  俳優・水澤心吾さん

杉原千畝と自らの人生を振り返った著書「水澤心吾の杉原千畝物語」(1296円・三五館)を手にする水澤さん
「公演1000回目指す」
 比叡山で修行する僧侶の千日回峰行であるかのように、一人芝居「決断—命のビザ」で1000回公演を目指しているのが、俳優の水澤心吾(みさわ・しんご)さん(64)。「3月に行った公演で185回を数えました。まだまだ1000回の道は遠いですね」と話す言葉に実感がこもる。

 2007年10月6日からスタートした「決断—命のビザ」は“日本のシンドラー”ともいわれる杉原千畝(ちうね)の物語(渡辺勝正原作)。第2次世界大戦中、東欧のリトアニアに駐在していた外交官の杉原は、ナチス・ドイツから残虐な迫害を受けていたユダヤ人に日本通過を許可するビザを発給し、6000人の命を救った。しかし、日本とドイツの同盟関係を重要視した外務省は杉原のビザ発給を許可していなかったため、戦後、帰国した杉原は解雇される。まさに自らの地位と職を賭してビザを発給したのだった。

 水澤さんがそんな杉原を一人芝居で演じようと思ったのは57歳の時。当時、明治座や御園座、博多座など大きな劇場で主要な役どころを演じていた水澤さん。

 一人芝居への挑戦は、その安定した生活と地位をなげうつことになる。「安定した日々が続きそうになったとたん、胸の奥深くから、残された人生で使命感のあるものを演じたいという気持ちが湧き上がってきたのです」とその当時の自分を振り返る。

失意を経て目標発見
 「杉原千畝さんのことは若い頃、テレビなどで見て知っていました。寡黙な人だったという杉原さんの心の声、心の叫びを表現したい。それには一人芝居がふさわしいと思ったんです」と言う。

 20代の頃、「うぬぼれや過信に満ちていた」という水澤さん。しかし、36歳で離婚したのを機に自信をなくしていく。立ち直りたい一心で比叡山に高僧を訪ね、教えを乞うたこともあった。しかし、なくした自信は戻らない。そんな時、自分が出演したドラマをテレビで見て、「覇気も、エネルギーもない。これでは役者としてやっていけない」と悲観し、俳優を休業することに—。出口を求めて、すがるような気持ちでハワイに飛び、心理学などを勉強した。

「名声より大切」
 それから13年のブランクを経て、ようやくつかんだ、明治座などひのき舞台への出演だった。しかし、水澤さんは生活や名声より役者として自分の信じる道を選んだ。外交官という地位と職を捨ててまでビザを発給した杉原の決断のように—。

 これまで地方自治体や企業、学校など全国いろんなところで「決断─命のビザ」を演じてきた水澤さん。「杉原千畝の生きざまを一人でも多くの人に伝えたいと思って演じています」と話す。杉原を演じることで役者としての目標を見つけたという水澤さん。「杉原さんの人生を通し、観客のみなさんに何らかの方向性を示唆することができれば」と話す。舞台で倒れる瞬間まで杉原を演じ続けると決意している。


水澤さんが全身で演じる一人芝居の舞台
(写真:寿福 滋)
一人芝居「決断─命のビザ」
 5月17日(土)午後7時半、内幸町ホール(地下鉄内幸町駅徒歩5分)で。
 料金は前売り3000円(当日3500円)。全席自由。(株)三五館・鈴木 Tel.03・3226・0035

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