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  東京版 平成29年1月下旬号  
新たな表現、舞台でも模索  「かしまし娘」三女・正司花江さん

病気がちだった実母に代わり、3歳の時から母の妹に育てられたという正司花江さん。「さくら色 オカンの嫁入り」で演じる“サク婆”と違い、「ウチはマイペース人間」と言うが、叔母が生前、ボランティアで行っていた、自宅近くの公園の清掃を「今はウチが引き継いでいます」とほほ笑む。「ウチが留守の間は、照枝姉ちゃんがやっていてくれますわ(笑)」
2月、「さくら色 オカンの嫁入り」出演
 3姉妹による音曲漫才で人気を呼んだ「かしまし娘」。その三女として活躍した正司花江さん(80)は、「70(歳)のころから舞台の仕事が増えた」と笑みを見せる。「漫才と(舞台の)演技には、近いものがある」。“芸歴77年”で得た実感を歯切れ良く語る。「どちらも同じことを繰り返しているようで、常に新しい表現を模索しています」。再演を重ねる舞台「さくら色 オカンの嫁入り」の東京公演を2月に控える。「心がほっこりするお芝居に、私なりの“笑い”も添えてみたい」

  〽ウチら陽気なかしまし娘…

 7歳上の正司歌江と、3歳上の正司照枝。2人の実姉と組んだ「かしまし娘」は1956(昭和31)年の結成以来、引っ張りだこの人気となった。三味線とギターを手にした3姉妹による丁々発止の掛け合い。民謡やジャズ、流行歌を交えた漫才は、地域や世代を超えて親しまれた。ただ、ギターを弾き、主に流行歌を歌った花江さんは「漫才は本当に難しい」と言葉に力を込める。「(話の)間が半秒ずれただけで、笑いが取れなくなってしまいます」

3歳で「歌手」に
 旅回りの芸能一座を率いた両親の下、秋田県の劇場で産声を上げた花江さんは、3歳から「少女歌手」として全国を巡った。12歳の時には、照枝とのコンビで漫才デビュー。その8年後、芸能界から離れていた歌江を呼び戻し、「かしまし娘」となってからは、テレビのレギュラー番組を幾つも抱えた。「2人の姉は漫才の師匠格です」。25年にわたって高い集客力を保ったが81年、「かしまし娘」の活動休止を発表した。花江さんは振り返る。「狙った通りに笑いを取れないと…、漫才の“壁”を感じて区切りをつけました」

 歌江や照枝がテレビ番組や松竹新喜劇で活躍する中、花江さんは長唄三味線を本格的に学び、名取の資格を得た。小・中学校にも通えなかっただけに「好きなことをきっちり学べるのは喜び」と笑みを見せる。「長唄のおかげで声も通るようになりました」

 「どてらい男」などを書いた作家・花登筺らの誘いを受け、舞台のキャリアも地道に積んだ。「時には『かしまし娘』のイメージを拭う必要もあった」

 主役とやりとりする際は、たとえ喜劇でも「私が(観客を)笑わせ過ぎると、話の流れが止まってしまう」と自身に言い聞かせてきた。「その上で脇役の存在感は出す。役者も難しい仕事ですわ」

 テレビドラマ「裸の大将放浪記」で有名な芦屋雁之助とも舞台で共演を重ねた。「雁之助さんは、お客さまに受けたアドリブを繰り返さない。『少しずつでも変えないと成長できないでしょう』と…」。近年は「売らいでか!〜亭主売ります」「極楽町一丁目〜嫁姑千年戦争」などの喜劇を中心に、主要な役を担う。「円熟味が増した」と評されることもあるが、「そないなこと言われたら照れますわ(笑)」。

「アドリブ変える」
 そんな花江さんは「さくら色 オカンの嫁入り」の“サク婆”(ばあ)役を楽しく演じられる役の一つ」と言う。同作の舞台は大阪の下町。母娘が暮らす借家の大家であるサク婆は、口は悪いが、母娘をわが子や孫のように世話する存在だ。2010年の初演以降、「笑って泣ける」と評判を呼び、ことしの公演で通算100ステージに達する人情劇。夫を病気で亡くしている花江さんは、「私の実人生をつい重ねてしまう」と目をしばたたかせる。ただ、2年前の公演では劇中と同様、年下の男性と結ばれた熊谷真実をアドリブでからかい客席をわかせた。口元を緩め、「今度はひと味違うアドリブを…。やはり漫才師の血が騒ぐのかな」。

 「かしまし娘」は、結成60周年の今も健在—。「かしまし娘」の活動休止後も、3人はたびたび漫才のステージに立ち、「三婆」などの舞台で共演している。昨秋、花江さんは照枝と共に浅草の演芸場で漫談を披露。歌江は膝の状態を考え出演を見合わせたものの、大阪府吹田市の「ご近所さん」でもある3姉妹の思いは一つだ。「またトリオでやりたい」。若いころ、70歳をめどに引退を考えていた花江さんは新しい年への思いを話す。「2人の姉が元気でいる。私も負けていられませんわ(笑)」

「さくら色 オカンの嫁入り」(東京公演)
 2月8日(水)〜15日(水)、銀座博品館劇場(JR新橋駅徒歩3分)で。全8公演。8日、10日(金)は午後6時半開演。他は同2時開演。

 大阪の借家に住む“オカン”と娘の月子。ある夜、酔ったオカンは若い男を連れて帰宅し、外出恐怖症の月子に宣言する。「オカンな、この人と、結婚しよ思うてんねん」。突然の「婚約者」の登場は月子に加え、オカンの過去を知る大家の“サク婆”、愛犬・ハチにも波紋を広げていく—。

 原作:咲乃月音、脚本:赤澤ムック、演出:西川信廣、出演:佐藤アツヒロ、熊谷真実、荘田由紀、島田順司、正司花江ほか。全席指定7800円。申し込み・問い合わせはチケットスペース Tel.03・3234・9999

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