定年時代
定年時代はアクティブなシニア世代の情報紙
ASA(朝日新聞販売所)からお届けしています
会社概要 媒体資料 送稿マニュアル
広告のお申し込み イベント お問い合わせ
個人情報保護方針 サイトマップ  
HP更新日 → 新聞発行日の翌々日(水曜日)
新聞発行日 → 第1月曜日:東京/埼玉/千葉/横浜・川崎/茨城
  第3月曜日:東京
トップ 東京版 埼玉版 千葉版 横浜・川崎版 茨城 高齢者施設 プレゼント
旅行 | おすすめ特選ツアー | 趣味 | 相談 |  | 仕事 | 学ぶ | これは便利これは楽々 | リンク | インフォメーション
定年時代
 
  東京版 平成30年3月上旬号  
グループ結成40周年…「良い音楽を届けたい」  「サーカス」メインボーカル・叶正子さん

最近、オファーがあってお芝居に初挑戦したという叶さん。「いくつになっても挑戦することは楽しいです。やりたいことや夢を持つことで、それを実現するためにどうしたらいいか考えることが面白いですから」
記念アルバム制作やライブ
 日本における男女混声コーラスグループの先駆者「サーカス」が結成40周年を迎える。節目の年となる今年は、アルバム制作やライブなどを行うという。メインボーカルの叶正子さん(65)は、結成当初から残る唯一のメンバー。長い歌唱歴を誇るが、「歌は友達」とほほ笑み、気負うことなく歌への思いを語る。「40周年を迎え私自身、あとどれくらい歌い続けられるか分かりませんが、日本だけでなく、世界中の皆さまに少しでも良い音楽を届けていきたいです」

 「サーカス」は現在も、テレビやラジオをはじめ、全国各地のステージで活躍中だ。メンバーの気さくな人柄からか、地方のコンサートへ行くと昔から、地元のコーラスグループとのジョイントを求められるという。「ママさんグループ、学校の合唱部、シニアの混声合唱団の皆さんなど、いろいろな人たちとハーモニーの広がりを楽しんでいます」

 叶さんは1952年、新聞記者だった父の最初の配属先である熊本市で出生。母は専業主婦だったが大の音楽好き。叶さんと弟の高(たかし)、央介(おうすけ)のきょうだい3人は幼少のころから母と共に歌う毎日を過ごした。「時には本格的にパート分けして歌い、ハーモニーを楽しんでました」

アイドルも経験
 このような環境に育ち当然音楽好きとなっていた叶さん。大学入学後、「面白そう」と受けてみたヤマハ主催のオーディションに合格。同社によるボーカルレッスンを重ね、女性2人と共に「ピーマン」としてアイドルデビューを果たす。当時全盛だったキャンディーズに“追いつけ、追い越せ”と活動したが、歌がおろそかになりがちなアイドル活動に、「やりたかったのはこれじゃない!」と1年半ですっぱりと退団。「ふりふりのホットパンツやブーツをはかされてね。どうにも性に合いませんでした(笑)」

 だが大学に戻ったら、すぐにバンドグループから「ボーカルに欲しい」とお誘いが。「性懲りもなく軽い気分で了承した」という叶さんと男性2人による3人組、それが「サーカス」の原形だった。バンドはレコードデビューとなったが、当時世界的にはやっていた「ABBA(アバ)」などを意識したレコード会社の意向で、男声2人、女声2人のコーラスグループとしてデビューすることに。

 女声がもう1人必要となり、叶さんはいとこで母が歌手だった卯月節子に声を掛け、第1期「サーカス」がスタート。しかし、「やっぱりバンドをやりたい」と相次いで男性2人が脱退すると、芸能事務所の社長がボソッと言った。「そういえば君、弟いたよね」

 レコーディングの期日が迫っていたこともあり、慌てて高、央介の弟たちに声を掛けると、2人ともあっけないほど軽く承諾してくれた。叶さんは苦笑する。「身内のグループを作りたかったわけではないのですが、その場しのぎのような感じで“家族”コーラスになっていました」

 メンバーはきょうだい3人といとこ—、間に合わせの軽い気分で出発した新生「サーカス」(第2期)を、両親は温かく見守ってくれたが、「弟2人を巻き込んで!」と叶さんを責める親族もいたという。だが、早速レコーディングした「ミスター・サマータイム」(78年)が100万枚超えの大ヒットを飛ばすと、親族は全員応援に回ってくれた。ただし当人たちは当初の学生気分など吹っ飛び、“プロ歌手”への変貌を迫られることに。「今よく歌っているジャズナンバーは当時必死で覚えたもの。朝から晩まで練習し、その合間にテレビなどに出演、レコーディングをしていました。今考えると“けなげ”でしたね(笑)」

 その後、卯月節子と央介の脱退によるメンバーチェンジ(第3期)でいったん“家族”コーラスではなくなるが、「央介の復帰(第4期)と、メンバーの原順子との結婚で再び“家族”になっちゃいました(笑)。第4期が25年と長く続いたため、今でもこの時期の『サーカス』が多くの人の印象に刷り込まれているようです」。

今は親子世代で歌唱
 結成35年の節目で央介、原順子は脱退。現在は高の娘ありさと、同年代の吉村勇一が加入(第5期)し活動中だが、「『サーカス』は家族でなければ」というファンはいまだ多いと笑う。「『ありさちゃんと吉村君は当然結婚するんだよね』なんて公然とささやかれていました。吉村君は既婚者なので無理なんですけど。刷り込みって怖いですね(笑)」

 今年は結成40周年を祝し、アルバム制作やライブ、コンサートを予定している。4月発売のアルバムは2枚編成。1枚は過去曲のベスト盤、もう1枚が、「これからのサーカスを予感させる1枚になる」と叶さん。過去編では脱退メンバー含め「サーカス」“全員”で歌う40年目の「ミスター・サマータイム」も収録されるという。「今後、私も高もいつまで歌えるか分かりませんが、少しでも長く多くの人に歌声を届けていければと思っています。そして、若い2人にはわれわれがいなくなってもハーモニーの輪を次の世代へつなげていってほしいですね」

♪サーカス40周年記念アルバム「POP STEP 40〜Histoire et Futur」♪
 4月25日(水)発売。ソニー・ミュージックダイレクト、定価4000円。CD2枚組。1枚はサーカス自身が過去の曲の中から選んだベスト盤、もう1枚は新作のオリジナル盤。

♪40周年ツアー「POP STEP 40」東京公演♪
 6月7日(木)、ライブ・レストラン コットンクラブ(JR東京駅徒歩2分)で。1st午後6時半、2nd同9時の2回公演。
 予定曲:「ミスター・サマータイム」「アメリカン・フィーリング」「家族写真」ほか。
 自由席8000円、指定席9000円〜(1人当たり)。飲食代別。問い合わせは Tel.03・3215・1555

ポイントページの先頭へ
東京版
最新号
→ 令和6年過去の記事一覧
→ 令和5年過去の記事一覧
→ 令和4年過去の記事一覧
→ 令和3年過去の記事一覧
→ 令和2年過去の記事一覧
→ 令和元年過去の記事一覧
→ 平成31年過去の記事一覧
→ 平成30年過去の記事一覧
→ 平成29年過去の記事一覧
→ 平成28年過去の記事一覧
→ 平成27年過去の記事一覧
→ 平成26年過去の記事一覧
→ 平成25年過去の記事一覧
→ 平成24年過去の記事一覧
→ 平成23年過去の記事一覧
平成22年過去の記事一覧
平成21年過去の記事一覧
平成20年過去の記事一覧
平成19年過去の記事一覧
   
定年時代読者のためのおすすめ特選ツアー
 
 
定年時代
トップ | 会社概要 | 媒体資料 | 送稿マニュアル | 広告のお申し込み | イベント | お問い合わせ | 個人情報保護方針 | サイトマップ
当ホームページに掲載されている全ての文章、写真、イラスト等の無断複製・転載を禁じます。
Copyright Shimbun Hensyu Center Company. ALLrights reserved.